宝島社より 「ふたりの余命 余命一年の君と余命二年の僕」 が発売になりました。私にとっては初の商業出版になります。
自分の小説が本屋に並ぶという中学生からの夢がようやく実現します! 興味がある方は書店で予約してみてくださいませ。

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10/5に著者初の商業出版「ふたりの余命 余命一年の君と余命二年の僕」が宝島社より発売!

初の商業出版!

10月5日に宝島社より「ふたりの余命 余命一年の君と余命二年の僕」が発売になります。著者初の商業出版です。

「ふたりの余命 余命一年の君と余命二年の僕」は、長らくAmazonランキング上位を維持しているKindle版「ふたりの余命」を大幅改稿した作品です。

書き下ろし「エピソード0 ひとりの余命」を収録していますので、「ふたりの余命」をすでに読まれた方でも楽しめる内容になっています。

表紙のすてきなイラストは 周憂さんに描いていただきました。物語内の世界観を完璧に表現したすばらしいイラストです(この表紙を入手するために購入しても損しないと思います!)。

すでに予約開始していますので、Amazonや書店で予約していただけると幸いです。

https://tkj.jp/book/?cd=TD047373

「ふたりの余命」とは?

「ふたりの余命  余命一年の君と余命二年の僕」の元になったKindle版「ふたりの余命」は、2022年に出版してから多くの方に読まれている恋愛ミステリーです。

高校生の主人公椎也(しいや)は、侍姿の死神ミナモトから余命二年と告げられます。同じようにミナモトから余命一年と告げられた楓(かえで)に出会い、ある事件の犯人を探してほしいと依頼されます。

ジャンルとしては恋愛であり、ミステリーであり、死神が登場するのでファンタジーでもあると思います。夢の話でもあるし、命の話でもあり、家族の話でもあります。様々なことに迷ったり悩んだりしている人の助けにならないかと思い書いた物語です。

「ふたりの余命」は、書き上げた時に「傑作ができた」と心から思えた最初の作品でした。その予感が正しかったどうかわかりませんが、出版以来多くの方に読んでいただき、2023年8月現在640以上のレビューコメントが届いています。評価も4.3を維持していて、5割以上の人が5つ星をつけてくれています。

このようなすてきな感想をたくさんいただいています。

多くの人に愛されている「ふたりの余命」が、すてきな表紙とともに新たに「ふたりの余命 余命一年の君と余命二年の僕」として全国の読者にお届けできると思うと、今からとてもワクワクします。

「ふたりの余命 余命一年の君と余命二年の僕」とは?

「ふたりの余命」をすでに読んだ方もいると思いますが、そういった方でも楽しんでいただけるように、本編の内容を大幅に見直しました。全体のストーリーは大きく変わっていませんが、全ての場面、全ての文章を吟味して、より読みやすく感動的な内容に仕上がったと自負しています。

本作には、書き下ろしの「エピソード0 ひとりの余命」を合わせて収録しています。題名から分かる通り、「ふたりの余命 余命一年の君と余命二年の僕」の前日譚です。

主人公の椎也と出会う前の楓になにがあって、彼女がどのように思っていたのかがわかる内容になっています。本編の後でも良いですし、先に読んでいただいても構いません(こだわりがないなら、後に読むことをおすすめします)。

中学生の夢

自分の小説が書店に並ぶという中学生からの夢が実現しようとしています。中学生の時に、司馬遼太郎さんを真似して歴史小説を書くようになってから、いつか自分の本が本屋さんで売られるのを夢見てきました。高山環というペンネームは、その頃から使っているものです。

その後、しつこく何十年も書き続けてきて、Amazonで「ふたりの余命」をはじめ、多くの小説を読んでもらえるようになり、今回の商業出版に至りました。

今年は「第12回ポプラ社小説新人賞 奨励賞」を受賞するなど、今までやってきた執筆活動が実を結んだ気がします。

まだスタートしていない

多少浮かれ気味に書いていますが、まだ本は発売されていません。つまり商業作家としては、まだスタートラインにも達していないわけです。

おそらくきっと間違いなく10月5日に発売されると思いますが、それでもやっとスタート地点から一歩踏み出しただけです。これから長いレースが待っています。

ひとりで書いてひとりで出版していたKindleとは異なり、「ふたりの余命 余命一年の君と余命二年の僕」には編集者をはじめ、多くの人が関わっています。

今後も新しい作品を出版するためには、その方々の期待に応えて、多くの人に「ふたりの余命  余命一年の君と余命二年の僕」を手に取ってもらう必要があります。

言い方は雑になりますが、「読んで損しない」小説だと思います。秋の夜長に、冬の澄み切った朝に、春のうららかな午後に、夏の夕方に、手に取って読んでみたらいかがでしょうか。きっと楽しんでいただけると思います。

というわけで(どういうわけで?)、「ふたりの余命  余命一年の君と余命二年の僕」をよろしくお願いいたします!