インタビューを受けた
昨日、朝日新聞に僕の記事が掲載されました。
ちょっと前にインタビューを受けて、僕の半生や「ふたりの余命 余命一年の君と余命二年の僕」についてしゃべりました(どうでもいいけど、「半生」(はんせい)と「半生」(はんなま)が同じ漢字なのは日本語のバグでは?)。
少し前にもひなた経済新聞社さんに取材をしてもらいました。
記事にもあるとおり、数年前まで僕は会社員をしていました。会社員時代に雑誌やWebメディアの取材を受けたことが何十回とあります。
最初は緊張しましたが、徐々に慣れて、なにを聞かれてもこ回らず答えられるようになりました。
その経験があるので、小説家になってインタビューを受けても、そこまで右往左往することなく対応できています(きっと、多分)。
誰でもインタビューを受けなければいけないことがあると思います。
そのときのために、今まで僕がインタビューを受けて得たコツをご紹介します。
メモは持たない
インタビューの時にメモは持たないようにします。忘れたときの保険になるので、本当は調べた内容が手元に置いておきたいのですが、メモがあると読んでしまう感じが出てしまうので、インタビューの時は手ぶらです。
メモを持っていけないと、すべての質問に対して記憶で回答しなければいけないわけで、事前準備をしっかりする必要があります。メモを持たないと意気込みが違ってきます。
メモを見ないから、インタビュアーを向くこともできるので、印象も良いです。
インタビューの時はメモを持たないようしましょう。
インタビュアーの望むことを話す
会社員時代からインタビューを受ける際に気をつけていることは、「インタビュアーが望んでいる内容」を話すことです。
当たり前ですが、記者は編集者がインタビューをするには、目的があります。技術系サイトなら新しいテクノロジーについて、経済誌なら売上やマーケティング情報、地方紙なら、その地方に関することを聞きたいわけです。
だから、インタビューする前に、メディアの種類、そのメディアが今注目していることを確認して、そのインタビュアーが目的とするものがなにか確かめます。
欲しい情報がわかれば、事前にそれについて調べておくことができます。
インタビュアーの望むことを調べて、それに関するネタを用意しておきましょう。
見出しを想定する
インタビューを受ける前に見出しを考えておきましょう。見出しを決めるのは、編集の人なのですが、話す前にこのような見出しになるといいなと受ける側も考えておくと、話す内容が変わってきます。
自分が見出しにして欲しい「キラーワード」を用意しておきましょう。見出しは短ければ短い方が良いので、キャッチーなワードをインタビュー中に発しましょう。
お土産を用意する
お土産といっても、地元のお菓子を用意するわけではありません。ネタです。
複数のメディアのインタビューを受けると、どうしても同じような話になってしまいます。メディアは新しい情報が欲しいので、新しいメディアには必ず新しい話を用意しておきましょう。
オフレコはない
一度話したことを訂正することはできないと思ってください。「ここはオフレコで」というのも通用しません。
取材の内容によっては、インタビュー後に原稿を確認できることもありますが、大抵は無理です。
書かれたくないことは言わないようにしましょう。