iPhoneが楽天モバイルに対応
iPhone 6s以降のiPhoneが楽天モバイルに対応した。今まで格安SIMユーザーがiPhoneに非対応だったから楽天モバイルへの移管を躊躇していた人も、通話料無料、データ1GBまで無料の楽天モバイルの「 Rakuten UN-LIMIT VI」へ移行を検討している人も多いと思う。
多くの格安SIMは移管手数料を無料にしているし、縛りなどもないので、移管しやすい。
良いところづくめな気もするけど、楽天モバイルが万能というわけでは、もちろんない。
格安SIMの代表格である「mineo」から移管する際の注意点を記しておきます。
- iPhoneが楽天モバイルに対応
- 3GBから5GBまではmineoの方が安い
- 家族割引がない
- エリアが限定的
- 繰り越しサービスがない
- パケットシェアがない
- フリータンクがない
- 通話無料は専用アプリ
- メールアドレスがない
- 総合的に判断を
3GBから5GBまではmineoの方が安い
1GBまで無料、3GBまで1078円(税込)の楽天モバイルはMVNOと比べても最安値レベルだと思うが、3GBから5GBまではmineoの方が安い。
mineoは5GBまでが1,518円なのに対して、楽天モバイルは3GBから20GBまでは2,178円なので、3GBから5GBまでならmineoの方が660円安い。
それ以外のデータ消費量は楽天モバイルの方が安い。
月間3GBから5GBという当てはまる使い方の人は結構多いと思うので、MNPする前に自分が毎月使用しているデータ容量を確認しよう。
家族割引がない
mineoには複数回線、家族で使用すると55円割引になる。複数の回線全てが割引になるので、例えば4回線保有なら220円割引になる。楽天モバイルと価格を比較するなら、割引も考慮する必要がある。
エリアが限定的
mineoはdocomo、au、SoftBankからキャリアが選べる。通信エリアも大手と同じなので、繋がらないということはない。MVNOであるmineoは昼休みなど混雑時は回線速度が遅くなることはある。
楽天モバイルは楽天の自社回線とパートナー回線であるau回線が使えるが、自社回線の敷設が完了しているエリアではau回線とのローミング契約を打ち切っている。例えば東京の一部エリアでは楽天の自社回線しか使えず屋内などでは使えないケースも出てきている。
今はauが使えるから良いというエリアでも、将来的には楽天の自社回線しか使えなくなることは覚えておく必要がある。
繰り越しサービスがない
mineoは余ったパケット(データ容量)を翌月に繰り越すことができる。楽天モバイルにはこのようなサービスはない。
パケットシェアがない
mineoにはパケットシェアというサービスがある。繰り越したデータ容量を翌月に家族や知り合い最大10名で共有することができる。家族の一人が10GBなどの大容量データを契約して、他の家族が1GBの小容量プランにしておき、10GBの余ったパケットを共有することが可能だ。
mineoには他にも余ったパケットを他の人に送る「パケットギフト」というサービスもある。
楽天モバイルにはこのようなサービスはない。
フリータンクがない
他ユーザーからすると信じられないと思うけど、mineoには他の人が余ったパケットを入れておくフリータンクというサービスがある。自分のパケットを使い切ってしまっても、フリータンクからパケットを引き出せるのだ。
楽天モバイルにはこれに類するサービスはない。
通話無料は専用アプリ
楽天モバイルは通話料無料だが、専用アプリ「Rakuten Link」から発信する必要がある。通常の電話アプリで掛けると、30秒22円(税込)かかる(mineoと同額)。
メールアドレスがない
mineoは「@mineo.jp」のメールアドレスが使えるが、楽天モバイルはアドレスの付与が現状ない。ただ、楽天モバイルも2021年夏には提供する予定だ。
総合的に判断を
今回はmineoの優位なポイントばかり並べたが、楽天モバイルが優位な点も多々ある。
- 3GBから5GB以外は楽天モバイルのが安い
- 使用状況に応じて料金が変動
- 無制限プランあり
- 通話料無料
- 5Gも無料
- 海外でも2GB利用可能
- 今なら3ヶ月無料+5000円ポイント還元
どんなサービスでもそうだが、万人に勧められるサービスというのは存在しない。
色々なサービスを比較検討して、自分の使用状況にあったサービスを選ぶようにしよう。