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絶好調だったサイバーエージェント決算。ウマ娘がABEMAを救う?

2021年度Q2決算

サイバーエージェントの2021年度第2四半期決算が発表された。

売上が前年同期比プラス26.6%、営業利益はプラス110%と記録的な数字となった。新作ゲームが大ヒットした影響だ。

細かくみていきたいと思います。

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ゲーム事業

売上が前年同期比プラス42.7%、営業利益はプラス123.3%とすごい業績だ。業績を押し上げたのはオンラインゲーム「ウマ娘プリティーダービー」だ。1ヶ月で約百億円を売り上げている記録的なヒットだ。すでに600万ダウンロードを達成した。

一度作り直したりと手間暇かけたことが結果に繋がった。

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広告事業

「ウマ娘」の影に隠れてしまったが、インターネット広告事業も806億円と過去最高を記録している。昨年はコロナ禍で不調だったが今年に入って回復した。広告ビジネスがテレビ・新聞などのメディアからインターネットへ移行していることが背景にある。

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メディア事業

ABEMAが巨額の赤字を計上しているメディア事業は前期と同等の業績だった。一時期より減ったが34億円の赤字だ。先行投資とはいえ、5年の間も毎年100億円以上もの赤字を出していたら株主から事業存続に疑問符が突きつけられてもおかしくない。

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ABEMAを黒字化するために、サイバーエージェントも様々な施策を打ってきた。当初は地上波テレビのように広告収入で黒字化するつもりだったが、現在は広告収入の他に、PPV、ABEMAプレミアムの月額料金、そして公営ギャンブルと通販などの周辺事業の四本柱での収益化を試みている。

売上は伸びているのに赤字なのは製作費が増えているからだ。ABEMAはユーザーを引きつけるために多くの番組を制作している。104億円の売上に34億円の赤字なので、単純計算でコストは70億円。つまり経費30%を削減すれば黒字化はできるが、今は先行投資だと考えて、赤字になってもコンテンツ制作に投資しているのだろう。

ウマ娘の大ヒットでABEMAが助かったと見る向きがあるが、104億円の売り上げがあるABEMAは単体で黒字化できるポテンシャルがありそうだ。

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当たると大きいオンラインゲームの世界

「ウマ娘」の破壊力は凄まじい。今更だけど、オンラインゲームは当たるとでかい。サイバーエージェントという大企業においても、月間100億円の売上はビッグインパクトだ。

一方で、オンラインゲームビジネスは水ものなので、いつまでも人気が持続するとは限らない。人気を継続させるためにサイバーエージェントはウマ娘の海外展開やメディアミックスを計画している。

ウマ娘ビジネスが好調なうちは、株主からのABEMA事業へのプレッシャーをかわせそうだ。その間にユーザーを確保しながら、ABEMAを黒字化する必要がある。

YouTubeやNetflixなど海外企業がインターネットサービスのシェアを占有している中で、日本人向けコンテンツを制作しているABEMAの将来に期待したい。

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