iPhone 14 Plus?
今回のAppleのイベントで驚いたことのひとつが「Plus」モデルの復活だ。Plusモデルは2017年のiPhone 8 Plus以来、5年ぶりだ。
ディスプレイサイズが大きなモデルは名称に「Max」が付くのが、最近のApple製品のトレンドだった。Proモデルは「iPhone 14 Pro Max」と従来通りの名称だった。
どうして、iPhone 14 Plusなのか考えてみます。
Plusの意味
Apple製品の「Plus」は、その名の通り「プラスアルファ」の機能を意味してきた。iPhone 8 Plusは、ディスプレイサイズとバッテリーの他に、カメラの数が異なっていた。当時最新だったポートレートモードはiPhone 8 Plusに搭載していても、iPhone 8にはしていなかった。
ところが、iPhone 14とiPhone 14 Plusは、ディスプレイサイズとバッテリー容量以外の差はない。何度スペック表を見直しても、違いは見当たらない。
カメラの数も性能も全く同じ。これでは「プラス」の機能がないことになる。
プラス性能はバッテリー連続持続時間?
スペック表を何度も見比べても、ディスプレイサイズとバッテリー容量以外の差異は見つからない。
あちこちヒントを探していたら、Appleのサイトを見ていたら、答えが書いてあった。バッテリー容量が「プラス」なのだ。
iPhone 14 Plusは、iPhone史上初めてバッテリー持続時時間が24時間を超えて26時間になった。
おそらくiPhone 14 Plusの「プラス」の意味は24時間を超えた「バッテリー駆動時間」なのだ。
Appleの命名規則は変わらず
Maxはサイズが大きい、Plusは性能もプラスというAppleの命名法則は健在だった。ディスプレイサイズが大きいのだからMaxでもよかったのだろうが、バッテリーの保ちをPRするために「Plus」の名称をあえて復活させたに違いない。