iPhoneの命名規則
iPhoneの名称は法則性がある。「iPhone + 数字」の翌年が「iPhone + 数字 + S」というのが続いてきた。「iPhone + 数字」の時はボディデザインが変更になり、「iPhone + 数字 + S」の時に新しい機能が加わる。
法則が崩れたのは、「iPhone 7」の翌年だ。本来なら「iPhone 7S」が出る年に、「iPhone X」と「iPhone 8」が登場した。「iPhone X」と「iPhone 8」もデザインが大幅に変更したので、ナンバリングの変更は妥当ではある。
標準モデルよりも大型化して機能が追加された場合は「Plus」がつく。たとえば「iPhone 8 Plus」は「iPhone 8」にはないデュアルカメラが内蔵されていた。
昨年は「Plus」モデルはなく、「iPhone XS MAX」と「MAX」がついたが、これは大型化しただけで、新機能が付与されていないからだ。
昨年は「iPhone XR」も登場した。iPhone史上初めてついた「R」は様々な意味があるとAppleは説明するが、シングルカメラ、液晶ディスプレイなことを考えると、「廉価版」の意味が一番強いように思う。
まとめると、こんな感じ。
- 「iPhone + 数字」・・・標準モデル。ボディデザインが変更になると数字が変わる
- 「S」・・・新機能を付与
- 「Plus」・・・大型ディスプレイ + 新機能
- 「MAX」・・・大型ディスプレイのみ
- 「R」・・・廉価版
今年のiPhoneの名称は?
今秋登場する次期iPhoneは昨年と同様に3タイプと言われている。昨年の「iPhone XS」「iPhone XS MAX」「iPhone XR」の後継機が登場すると思われる。
過去の命名法則どおりだとすると、「iPhone 11」「iPhone 11 MAX」「iPhone11R」となるはずだが、ナンバリングが変わるときはボディデザインが変わるときだ。
今でている噂だと、次期iPhoneはトリプルカメラを内蔵するが、ボディデザインは大きく変更されていないようだ。
というか、「iPhone X」以降はフルディスプレイなので、これ以上ボディデザインをいじるのが難しくなってきている。
正面はベゼルレスでもう変更する余地がない、背面はワイヤレス充電に対応するために材質を変更しづらい、ボディサイズもMAXとRモデルがあるので大型化しづらい。
ボディデザインが変更できないとなると、過去の命名規則がそのまま通用しないかもしれない。
それでも、ナンバリングをやめるわけにはいかないだろう。ナンバリングしているモデルはAppleの中ではiPhoneだけだ。iPadもMacもナンバリングはない。
ただ、ナンバリングをやめるなら、十周年モデルだった「iPhone X」のときだったろう。たとえば「iPhone Pro」みたいな名称にして、今後はiPhone Pro (2019年モデル)のようにする手もあったと思う。
あの時点で変わらなかったので、今後もナンバリングは続くと思われる。
ローマ数字になった「iPhone X」の次は「iPhone Ⅺ」となると予想する。
というわけで、次期モデルの名称は、こちら。
- iPhone Ⅺ
- iPhone Ⅺ MAX
- iPhone Ⅺ R
あまりおもしろくないですけど、たぶん、こうでしょう。