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日本版HomePod登場しても、やっぱりHomePodがスマートスピーカーではない理由

日本版HomePod登場

この夏、HomePodが日本に登場する。米国本土より約1年半遅れての登場だ。各メディアに体験レポートが掲載されている。以前から指摘しているように、やっぱりHomePodは、AlexaやGoogle Homeとは異なりスマートスピーカーではなく、Appleデバイス専用のワイヤレススピーカーだと思う。

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Siriはおまけ

HomePodが登場したのは1年半前。Alexaなどのスマートスピーカーが流行りはじめていた時期で、当時でもHomePodはスマートスピーカーとして周回遅れの評価だった。

あれから1年半経過して、スマートスピーカーとしてのHomePodの性能は、AlexaとGoogle Homeとの差が広がるばかり。

Alexaは、各企業・個人が付与できる「スキル」が充実し、対応した家電も急速に増えてきている。

一方でAppleのボイスアシスタントである「Siri」には「スキル」のような機能付与は実装されておらず、進化しているのかどうかわかりづらい。Appleのスマート家電向け機能「HomeKit」に対応した家電もあまり増えていない。

Appleはプライバシーの観点から音声情報を個人情報と紐付けて解析をしていないのが影響しているのか、Siriの性能はAlexa・Google Homeの後塵を拝している。

だが、HomePodにとって、Siriは主要な機能ではない。ワイヤレススピーカーを便利に使用するために音声で操作できるようにしているだけだ。

ボイスアシスタントがメインのスマートスピーカーとは大きく異なる。

Apple製品専用

HomePodはiPhoneなどのiOSデバイスがないとセットアップが出来ない。Apple TVがあっても、Macがあっても、セットアップが出来ない。対応しているサービスもApple Musicだけで、Spotifyなどの他社のサービスに対応していない。

iOS・MacからはAirPlayでHomePodへ音声を飛ばすことができるが、いちいち行うのは面倒くさい。Siriで命令できれば、まだ便利だが、それもできない。

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音質はすばらしいらしい

体験レポートを読むと、音質はかなり良いらしい。特に2台設置すると、ステレオで再生できて、ちょっとしたオーディオシステムと比べて遜色ないそうだ。

ただ、価格は32,800円。2台設置すれば、65,600円。これぐらいの金額なら、本格的なオーディオシステムも購入検討に入ってくる。

Apple製品専用ワイヤレススピーカー

スマートスピーカーとしてAlexaなどと比較されがちなHomePodだが、HomePodの本質は「Apple製品専用ワイヤレススピーカー」だ。

iOSデバイスでセットアップして、Apple Musicを快適に楽しむのがHomePodの適切な使い方だ。

 

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