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AppleがiPhone 14にイエローを追加した理由

イエローのiPhone

AppleはイエローカラーのiPhoneを新たに追加し、発売開始した。最近のiPhoneは、モデル中期にカラバリを追加することが多いが、今年の追加カラバリはイエローだった。画像を見ると、黄色というより光沢があるのでレモンイエローに見える。

どうしてイエローのモデルをAppleが追加したのか考えます。

恒例になったテコ入れ

近年のiPhoneはモデル中期にカラーを追加してテコ入れする傾向がある。昨年のiPhone 13は3月にグリーンを、iPhone 12は4月にパープルを追加した。毎年、追加カラーが異なるのは流行色を取り入れているからだろうか。

決算を見る限り、iPhone 14の売上は振るわないので、例年通りテコ入れが必要だったわけだ。

イエローを追加した意味

過去にもAppleがイエローのiPhoneを追加したことはある。iPhone 11やiPhone XRで採用されてきた。どちらかというとポップで廉価版に使われる色のイメージ。

黄色は中国市場へのカンフル剤の意味合いがあるのかもしれない。Appleの決算が振るわなかったのは、中国市場での不振が大きかった。ゼロコロナ政策の影響で中国景気が後退した影響も大きかったが、前期は世界の中で中国での業績の落ち込みが一番大きかった。中国市場でシェアを獲得しないとAppleの決算が回復はおぼつかない。

中国人にとって「黄色」は高貴な色だ。古代の庶民は黄色い服を身につけることができなかった。ただ、最近は、ポルノを表すのに黄色が使われるようになった。日本でいう「ピンク」、欧米の「ブルー」みたいな意味合いだ。貴賤は同じ紙の裏表ってやつです。

日本ではイエローのiPhoneを使っている人をあまり見かけないけど、欧米ではどうなのだろう。

なんとしても売上を回復したいApple

前期の決算が久方ぶりの減収減益だったので、今期のAppleはなんとしても業績を改善させたい。そのためには主力製品であるiPhoneの復活は不可欠だ。iPhoneの売り上げを伸ばすために新色の追加が必要だったわけだ。ただ、例年通りの一色の追加で終わったので、そこまで目立ったテコ入れにはなっていない。

それでも、好決算を叩き出せる目論見がAppleにあるのだろうか。

IT関連のブログをほぼ毎日更新していますが、本業は高山環(たかやま かん)というペンネームで小説を書いています。
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