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「第12回ポプラ社小説新人賞」奨励賞受賞作の「夏のピルグリム」を7月18日に刊行

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新型iPhone SE発表。iPhone 11・iPhone 8と14項目で徹底比較。細かい違いも

iPhone SE登場

長らく待たされていた新型「iPhone SE」がようやく発表された。iPhone SEは一言でいえば「外見はiPhone 8、中身はiPhone 11」だ。ボディサイズはiPhone 8そのもの、中身のチップは最新のiPhoneと同様のA13が搭載されている。

価格は44,800円と同じ容量のiPhone 11より3万円も安い。

iPhone 11とiPhone 8と比較して、iPhone SEがどのようなポジションの製品なのか考えてみよう。

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ディスプレイ

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iPhone SEのディスプレイサイズはiPhone 8と同じ4.7インチ液晶だ。6.1インチのiPhone 11はもちろん5.8インチのiPhone 11 Proよりも小さい。

iPhone SEの液晶ディスプレイは、iPhone 8と同様で長方形のディスプレイ。iPhone 11シリーズやiPad Proの角が丸いディスプレイに見慣れると、ちょっと懐かしい感じがするかもしれない。

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リアカメラ

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iPhone SEはシングルカメラ。ハードウェア部分はiPhone 8と同等だと思われる。iPhone 11の広角レンズ部分ともほぼ一緒。スペック上の違いはフラッシュ。iPhone 11のフラッシュの方が明るい。

最新チップA13のおかげで、iPhone SEでもポートレートモードやスマートHDRなどの最新機能を楽しむことができる。

同じシングルカメラであるiPhone XRでもポートレートモードを使用できていたので、カメラ性能ではなくハイスペックなチップでAIを動かして、それらの機能を実現しているのがわかる。

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フロントカメラ

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iPhone SEのフロントカメラもiPhone 8と同等。4Kで撮影できるiPhone 11のフロントカメラとは異なる。

ただ、やはりチップの力でiPhone SEでもポートレートモードを使用できる。

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セキュリティ

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セキュリティもiPhone 8と同じTouch ID。Face IDは使えないが、マスクを常用する今の時代はTouch IDのが使いやすいかもしれない。

iPhone SEは第2世代の高速化されたセンサーを内蔵している。

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チップ

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チップはiPhone 11シリーズと同等のA13。PCを凌駕するといわれる最新チップをこのボディに内蔵して、半額近い値段で販売するとは驚きだ。

A13と第3世代のNeural Engineの組み合わせが、高度な画像加工技術を支えている。

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バッテリー

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iPhone SEのバッテリー駆動時間はiPhone 8と同等だ。バッテリー容量が増えたiPhone 11よりはバッテリーの持ち時間は短いが、一日使用するには問題ないと思う。

iPhone 8にはストリーミングのバッテリ持続時間の表記がない。iPhone 8発売当時はストリーミング再生が一般的ではなかったからだけど、わずか数年で周りの環境が激変したのがよくわかる。

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防水機能

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iPhone SEの防水機能はiPhone 8と同等。同じボディなので当然か。iPhone 11シリーズの防水レベルよりは低いが、日常生活で困ることはないだろう。

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容量

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iPhone SEには、iPhone 8にはない256GBが用意されている。

通信機能

iPhone SEの通信スペックはiPhone 11と同等の最新機能を反映されてる。最新の1GBps以上の速度を実現したLTE、Wi-Fi 6に対応している。

バッテリーがなくてもしばらく使えるエクスプレスカード機能にアップデートされている。

それ以外の機能はiPhone 8と同等。iPhone 11シリーズに搭載されたUIチップと言われる「超広角帯域チップ」は非採用。近くにあるデバイスの詳細な位置を特定できるUIチップはAirDropの機能向上に使われていて、発売予定だと噂される忘れ物防止グッズ「AirTags」にも活用されると言われている。

当然、5Gには未対応。

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スピーカー

スピーカー性能はiPhone 8と同等。Dolby Atmosには対応していない。A13チップで実現したと思っていたけど、ハードウェア部分も関係しているようだ。

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SIMカード

iPhone SEはiPhone 11と同等でeSIMに対応している。複数のキャリアを利用している人、海外出張が多い人には便利。

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サイズと重量

f:id:tkan1111:20200416090030p:plainiPhone SEのサイズと重量はiPhone 8と全く同じ。中身は大幅に変わっているのに、同じ重量とは驚異的だ。6.1インチディスプレイ搭載のiPhone 11と比べると二回り小さく、5.8インチのiPhone 11と比べると一回り小さい。

150gを切る重量は、最新のスマートフォンとしてはとても軽い。

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カラー

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iPhone SEは3色展開。iPhone 8も3色だけど、iPhone 8のゴールドがレッドに、シルバーがホワイトに変更になっている。iPhone 11の7色よりは選択肢は狭い。

気になるのは、iPhone SEの表面カラーが全てブラックな点。同じボディのiPhone 8はシルバーとゴールドの場合はホワイトベゼルだった。iPhone 11はどの色でもブラックベゼルだから、そちらに合わせたのか、以前あったiPhone 5cと合わせたのか。

2013年発売のiPhone 5cは廉価版と言われ多色展開していたが、どの色でもフロントはブラックだった。iPhone 5cは中途半端な価格だったこともあり、あまり人気が出なかったが、iPhone SEはどうだろう。

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価格

  • iPhone SE:44,800円(64GB)
  • iPhone 11:74,800円(64GB)
  • iPhone 8:52,800円(64GB。209年の値下げ以降)

iPhone SEはiPhone 11よりも3万円安く、昨日まで併売していたiPhone 8よりも8,000円安い。ちなみに2016年発売の初代iPhone SEは64,800円(64GB)で、最新iPhone SEより2万円も高い。2010年のiPhone 4が8GBで46,080円なので、最新iPhone SEは歴代iPhoneの中で最安値と言っていい。

この低価格こそが、iPhone SEの最も大きな特徴と言っていい。iPhone 11の半額に近いのに、最新iPhoneと同じスペックを実現している機能も多い。

高価格戦略を押し進めてきたAppleとしては、かなり戦略的な価格設定だ。

まとめ:小さくても良ければかなりお買い得

iPhone 11とiPhone 8と比較してみたが、iPhone SEの見た目はiPhone 8とそっくりだが、できることはiPhone 11に近い。

iPhone SEに出来ないことは、超広角レンズ撮影、Face ID、UIチップぐらい。フルディスプレイではない中型ディスプレイでも良ければ、価格を考慮するとiPhone SEはかなりお買い得な製品に違いない。

どうして、過去最安値になるバーゲン価格でAppleがiPhone SEを提供したのかが気になってくる。

まず、スマートフォン市場の飽和化が挙げられる。近年のスマートフォン市場の成長は鈍化していて、iPhoneの販売台数も伸びていない。高価格の製品だけでは、これ以上のシェアは取れないと判断したのは自然だ。ミッドレンジ以下はAndroid陣営の独壇場で、iPhone陣営にとってはブルーオーシャンだ。

そこへ踏み入るために戦略的にiPhone SEを投入したのは、理解できる話だ。

格安の製品を発表すれば、上位モデルであるiPhone 11シリーズの売上に影響が出るのは間違いないが、そのインパクトは小さいとAppleは考えているようだ。中型ディスプレイサイズと今だと懐かしく思えるホームボタンがあるデザインを選ぶ人が少ないと予想していると思われる。

確かにiPhone X以降のフルディスプレイに慣れると、iPhone SEに切り替えるのは少し抵抗がある。

もうひとつ、これは憶測だが、新型コロナウィルスの影響があったかもしれない。コロナウィルスの影響で過去最悪の景気後退が予想されている現状で販売するなら、値段を下げないと売れない。噂よりも販売が遅れたのは、更なる値下げ戦略を検討していたからかもしれない。

そういったAppleの事情は関係なく、中型スマートフォンを待ち望んでいた人には待望のモデルであることは間違いない。4月17日予約開始です。

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