小説とIT

「第12回ポプラ社小説新人賞」奨励賞受賞作の「夏のピルグリム」を7月18日に刊行

「第12回ポプラ社小説新人賞」奨励賞受賞作の 「夏のピルグリム」 が7月18日に発売になります。初の単行本形式の小説です。
興味がある方は書店で予約してみてくださいませ。

MENU

WWDCで注目するのmacOS。今年の注目ポイントは iTunesの解体とiOSとの統合

WWDCでのmacOS

MacBook Air、Mac miniが復活して、近年にないほど製品ラインナップが充実しているMacのOS「macOS」の新しいバージョンもWWDCで発表されるはずだ。

WWDCで発表されるだろうOSの中でmacOSが一番変化が大きいかもしれない。

f:id:tkan1111:20190602101940p:plain

iTunesの解体

iTunesが解体され、iOSのようにMusic、Podcast、Bookの各々のアプリに分離されると言われている。リンクの記事で書いたように現状のiTunesは奇妙なソフトウェアになっているので、iOSデバイスがPC・Macの iTunesから独立しているので、Macの iTunesを機能ごとに分離するのは妥当な判断だ。 

iOSとmacOSの統合へ至る道 

昨年のWWDCで iOSとmacOSのソフトウェアのユーザーインターフェースを開発する統合環境が発表された。今年のWWDCでは、さらに進んだ状況が表明されるに違いない。

AppleがMacを絶対に無くさないと公言している通り、当面はiOSとmacOSが統合されることはないだろうが、開発環境が統一され、同じソースコードのソフトウェアが両OSで稼働する方向に少しずつ進んでいくと思われる。

Macのひとつの課題として新しいアプリが少ないことが挙げられる。iOSにあるアプリのMac版がないことが増えてきた。同じソースコードのアプリが動けばMacのアプリが増えて、Macの延命につながる。

f:id:tkan1111:20190602112556p:plain

Apple TVへの対応

3月のイベントで大々的に発表された「Apple TV+」。定額ストリーミングサービスとしては後発のAppleがNetflixやAmazon Prime Videoに勝つことは、サービス部門の拡大を目指すAppleにとって大事だから、Appleの力の入れようも半端ではない。iPod Touchをリリースした背景にはApple TV+、Apple Arcadeがある。

iOSには「TV」アプリがリリースされたが、Macにはない。Macでストリーミングサービスの動画を鑑賞するためにはSafariを用いる。

これは他のストリーミングサービスも同様だが、ハードウェアとOSをもつAppleにとって、独自アプリを有するのは一つのアドバンテージになるはずだ。Webブラウザのブックマークに並ぶよりも、固有のアプリとしてデスクトップやDockにあった方が目につきやすい。

また、セットボックス「Apple TV」をMacからコントロールすることも現状はできない。iPhoneやApple Watchにも「Remote」というアプリがあるのに、Macにないのは奇妙だ。

f:id:tkan1111:20190602112701p:plain

WWDCではmacOSに注目

ユーザー数が多いiOSデバイスに注目が集まりがちだが、iOSの新機能は、iPhoneの最新スペックとリンクするので、新しいiPhone発表まで隠されることが多い(iPhoneのスペックを引き継ぐことが多いiPad向け機能はWWDCで発表されることが多い。昨年に続き今回もiPad向けの機能が多く発表されるに違いない)。

Macは今更隠すことも少ないので、多くの最新機能がWWDCで発表される。WWDCではmacOSに注目しよう。

IT関連のブログをほぼ毎日更新していますが、本業は小説家です。
ブロックチェーンなどITを題材とした小説の他に、ミステリー、恋愛物、児童文学など様々なジャンルの作品を取りそろえています。
Kindle Unlimited会員ならすべて無料、非会員の人にも99円からご用意していますので、お読みいただけると幸いです。感想もいただけたら感涙でございます。