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Macbookキーボード問題が起こすPCの衰退

バタフライキーボード問題

AppleがMacbookに採用している初代バタフライキーボードに欠陥があることを公式に認めた。対象モデルのキーボードに不具合が生じた場合、Appleが無償で修理を行う。

MacBook および MacBook Pro キーボード修理プログラム - Apple サポート

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対象のキーボードは、初代バタフライキーボードのみで、2017年のMacBook Pro 13インチから採用した2代目バタフライキーボードは対象外だ。

この問題は米国で集団提訴が行われるなど、初代バタフライキーボードの設計に問題があると当初から言われていた。

問題はどうして起こった?

バタフライキーボードは12インチ MacBookに採用した新しいキーボードだ。少ない部品で構成されたバタフライキーボードは、打鍵した指をキー全体で支える構造で、今までのキーボードよりもわずかな力で入力できるふれこみだった。代わりにキーストロークが極端に短く板を叩いているようで打鍵感が芳しくなく、打鍵音も大きいと、一般的には評判はあまり良くなかった。

バタフライキーボードを採用した背景には、軽量化と薄型化がある。バタフライキーボードを最初に採用したMacBookは当時のMacBook Airよりも薄く、Apple史上最薄・最軽量のノートPCだった。

今回問題になったのは、ホコリやゴミがキーボードに詰まることだ。バタフライキーボードはキーストロークが小さいので、本体とキーの間の隙間が狭い。ホコリが入り込みづらいメリットはあるが、一方でホコリが詰まると掃除しづらく、キーの下に詰まってしまう。

今回の問題は、入りづらいホコリが侵入した場合、容易に取り出せないことで起きる。Appleは早い段階で問題が高頻度で発生することは認識しており、キーボードのメンテンス方法を記載していたが、今回製品の不具合だと認めたわけだ。

support.apple.com

Appleを養護するわけではないが、今回の問題は長年使用しないとわかりづらい問題ではある。とはいえ、もっと早めに無償修理プログラムを行えば、訴訟なども起こされなかっただろうから、企業イメージ的にはよかったと思う。

筆者は、2代目バタフライキーボードを採用したMacBook Pro 13インチを使っていて、とても気に入っている。キーストロークが短いから、力を加えなくても素早く入力できるので、大量に文章を打ち込むのに適している。隙間が小さいから、キーボードバックライトの光が漏れず、非常に上品だ。ノートPCの中にはキーと本体の隙間からバックライトが盛大に漏れている製品もある。

打鍵音が高いのは、静かな場所で使用するときは気を使うが、外ではiPhone +Bluetoothキーボードを使うので、Macbook Proを持ち出す機会は少ない。

一部で2代目バタフライキーボードでもホコリ問題は起きる意見もあったが、筆者の環境ではまだ起きていない。ただキーとボディの隙間のホコリはたしかに取りづらい。

ノートPCの行末

ここ数年のMacbookが採用した新技術はバタフライキーボードとProに採用したタッチバー、USB-Cだ。業界標準のUSB-Cはともかく、バタフライキーボードとタッチバーの世間の評判は芳しくない。

評判が悪ければ、新製品のへの買い替えも進まず、このことがMacBookひいてはPCのさらなる衰退を招く可能性があると思う。

Appleも新技術を開発しても市場に受け入れられなければ、PCへの投資もは減るだろう。クックCEOは「Macはなくさない」と言っているが、モデルチェンジがおこなわれなくなれば、自然とユーザーは離れていく。実際にMacBook Airは長らくモデルチェンジをしていない。

今回の問題が、Appleの中でのMacを開発する優先順位がさらに下げることになるのではと危惧する。

www.kantakayama.com