Wii Uを購入して驚いたのは、Wiiからのデータ移行とアップデートに半日かかったことだ。任天堂のネットワーク周りのシステムが酷いのとOSとソフト開発能力の低さに呆れた。
Wii Uの起動はスマホ時代では致命的に遅く、ソフトを切り替える度に再起動しないといけないメモリ管理はライバル機器と比較して見劣りしていた。それらの問題はWii U末期でも解消されず、起動の遅さをごまかすためにクイックメニューをつける程度しか任天堂はできなかった。

慌てて開発したソフトの出来も悪かった。WiiでヒットしたWii Party、Wii Fitの次作もWii Uでの出来が悪く折角培ったソフト資産価値を毀損してしまった。我が家ではWii Uもあるが、Wii Partyが未だに定番ソフトである(Wii UはWiiと互換があるからよかったが、Swtichには下位互換がない)。
アップされている映像ではOSの出来までわからないが、このローンチしか用意できない開発能力では不安は払拭できない。先日のプレゼンではPS4で注目されたレジューム機能などの発表はなかった。
そもそもSwitchは昨年のE3で発表、ホリデーシーズンに販売されるはずだったのが開発が遅れたせいで延期された。アメリカで成功するためにはホリデーシーズンに販売できなかったのが非常に不利だ。
ヘビーゲーマーをPS4に取られ、スマホと争わざるをえなかったSwitchはWii Uと同じコントローラーで勝負することになった。だが、その新たなコントローラーの使用を提案するのに必要な新たなソフトが出来なければ、SwitchはWii Uと全く同じ道を辿ることになるだろう。