2年経過したAirPodsのバッテリーを調査
筆者がAirPodsを使い始めたのは、 2016年12月20日。2年以上前だ。それから、最初の1年はほぼ毎日、2年目以降はBoseのワイヤレスイヤホンを併用していたが、2日に1日以上の頻度で遣っている。
バッテリーだから、使えば(使わなくても)劣化するのは当たり前だけど、いきなり使えなくなったら困るので、何時間使えるか正確に知りたい。
というわけだ2年経過したAirPodsのバッテリー状況を調査します。
バッテリー消費量を計測
満充電したAirPodsと接続したiPhoneで音楽を流し続け、バッテリーの消費量を10分毎に計測した。ボリュームは真ん中ぐらい。
最初の10分で13%のバッテリーを消費した。それ以降は、10分毎に12%前後のバッテリーを消費し続けて、120分(2時間)経過した時に警告音が鳴った。AirPodsはバッテリーが10%を切ると警告音が鳴る仕様だ。
10%を切ってからは、バッテリーの消費量は鈍化し、10分につき約1%しか減らなくなる。連続使用170分過ぎに再び警告音。バッテリー残量が1%を切ると2度目の警告音が鳴るので、この時点でバッテリーをほぼ消費し尽くしたのだろう。
180分に到達する前に音が突然途切れ、iPhoneで確認すると通信も切断されていた。
連続使用中のAirPodsのバッテリー残量
- 10分後:87%
- 20分後:75%
- 30分後:63%
- 40分後:52%
- 50分後:44%
- 60分後:36%
- 70分後:29%
- 80分後:24%
- 90分後:19%
- 100分後:13%
- 110分後:10%
- 120分後:9% 警告音がなる
- 130分後:8%
- 140分後:7%
- 150分後:6%
- 160分後:5%
- 170分後:3% 2度目の警告音
- 180分前:音が切断される
オーディオブックを聴きながらランニングした時は、30分ぐらいで警告音がなった気がしたので、2時間半近く使えたのは予想よりも長かった。
とは言っても、新品のAirPodsは最大5時間再生できるので、2時間半では半減だ。2年間の使用でバッテリーが劣化しているのは間違いない。
180分再生して切断後、イヤフォンをケースに入れてバッテリー残量を確かめたら、左が4%で、右が65%だった。この数値が正しければ、消耗して警告をだしていたのは左側だけということになる。
ただ、バッテリーが劣化してくると、バッテリー残量の表示は当てにならない。片側だけ著しくバッテリーの消費が激しい場合に初期化すると改善する報告もあるので、試してみるのもよい(筆者も初期化を一度試した)。
充電は早い
バッテリーの消耗も早いが、充電も早い。最初の5分で20%、10分後には97%まで充電されていた。
充電された状態で装着すれば、再び再生できるようになる。10分の充電で再度使用できるなら、バッテリーが弱まっても使いようがありそうだ。
AirPods 2はまだかな
とは言っても、バッテリー残量をいつも気にしながら使うのはストレスがたまる。同じものを買うのは負けた気がするので(何に?)、早くAirPods 2をだしてください、Appleさん。