watchOS 8もとに新型Apple Watchを予想
おそらくきっと今年9月に新型Apple Watch 7が発表されるはずだ。もちろん発表前にAppleは新モデルの内容を一切教えてくれない(新モデルがあることも発表していないのだから当然か)。
しかし、新型Apple Watchにインストールされる新型OS「watchOS 8」はWWDCですでに発表されている。watchOS 8を参考にして新型Apple Watch 7を予想したいと思います。
写真
watch 8紹介ページであるwatchOS 8プレビューのトップには「写真」機能が紹介されている。watchOS 8ではポートレート写真を文字盤に設定できるようになる。それ以外にも「メモリー」と「おすすめの写真」のハイライトがApple Watchと自動的に同期してくれる機能や、メールやメッセージで写真を簡単にシェアできる機能が搭載される予定だ。
これだけ写真機能が強調されるのは、いかにも怪しい。写真を増やすにはカメラが必要だが、Apple Watchにカメラは内蔵されていない。
写真機能の充実はApple Watchにカメラを内蔵する前ふりかもしれない。Apple WatchはGSPやモバイル通信などiPhoneの機能を内包してきた歴史があるので、今度はカメラ機能を内蔵してもおかしくない。
特に今年は3年に一度のボディデザイン変更の年である可能性が高い。デザイン変更と同時にカメラ機能の内蔵はあり得るのでは。
ホーム
2番目に紹介されているのはスマートデバイスを操作できる「ホーム」機能だ。AmazonのAlexaに比べて、いまいち盛り上がりに欠けるAppleのスマートホーム家電だが、スマートホームの規格を統一する業界団体にAppleが加盟したこともあり、今後普及が見込まれている分野だ。
とはいえ、今までApple Watchのホーム機能は注目されていなかった。iPhoneの新型OS「iOS 15」ではホームについて言及されていないので、今回はApple Watchのみで機能が大幅に拡張されたことになる。確かに手首でスマートデバイスがコントロールできれば便利ではある。
Apple Watchでも操作できるようにしたのは、今後Appleがホームデバイスのラインナップを強化する布石かもしれない。
ウォレット
以前からあるウォレット機能が強化された。クレジットカードだけではなく、自宅の鍵やホテルの鍵を解錠できるようになる。これはiPhoneの新型「iOS 15」にも搭載される機能だ。
WWDCでかなりの尺で紹介されたこの機能。今までもウォレット機能はあったし、学生証や社員証を登録できる機能も以前からあった。
今回、大々的に紹介されているのは、何か怪しい。新しいApple Watchの新機能に関係しているのか。ヒントは、車のデジタルキーの機能だ。Apple Watchに内蔵されているU1チップのおかげで、車に近づいただけで車のデジタルキーが表示されドアの解錠や空調をコントロールできるようになる。この機能、同じくU1チップが搭載されているiPhoneのiOS 15には、なぜか紹介されていない。ちょっとチグハグである。
ひょっとすると、新型Apple Watchには次世代チップ「U2チップ」が搭載されるかもしれない。新チップの内容は不明だが、U1チップを進化せて、より細かく位置情報を把握できる機能だと思う。忘れ物防止タグ「AirTags」も発売されたので、この分野は今後も伸びそうだ。
まとめ:カメラとU2チップ搭載
watcOS 8から新型Apple Watch 7のスペックを予想してみた。あくまでもOSからの印象だけど、カメラと新型U2チップが搭載されると予想しておきます。
カメラはApple Watch本体に内蔵されるのか、Apple Watchに装着できるバンドにカメラ機能が内蔵されるのかわからないが、腕時計でテレビ電話ができたり、ちょっとしたメモを撮影できるカメラがApple Watchにあると便利で面白いと思うが、どうでしょうか。