Apple Watchの限界
ここ数年、新型Apple Watchへ追加される機能に限界があるように思う。最近のApple Watchに追加された機能が、こちら。
- Apple Watch series 7:ディスプレイサイズの拡大、高速充電
- Apple Watch series 6:血中酸素ウェルネスセンサー
- Apple Watch series 5:常時表示Retinaディスプレイ、内蔵コンパス
毎年新しい機能が追加されてはいるが、大きな進化というには少々弱い。2021年のApple Watch 7は、4年ぶりにディスプレイサイズが拡大されたが、できることはあまり変わらなかった。
ウェアラブルデバイスであるApple Watchはサイズを拡大するのにも限界があり、バッテリー容量も確保しなければならないので機能追加に限界がある。
そんなApple Watchだが、今年どんな機能が追加されるか考えてみたいと思います。
ヘルスケア機能
近年のApple Watchはヘルスケアに注力している。心電図機能に加えて、Apple Watch 6では血中酸素センサーが加わった。身につけるので、iPhoneにはできない身体的数値を取得することができる。
健康をチェックする数値といえば体温だ。コロナ感染有無のわかりやすい指標である体温を常時身につけているApple Watchで測定できれば、健康の変化がすぐにわかる。
問題は、手首で体温が測定できるかどうかだ。心臓から遠い場所は外気温の影響を受けやすく、体温が一定しない。耳に装着するAirPodsの方が、体温測定するのには適している。
もうひとつ健康をチェックする数値として一般的なのが血圧だ。ただ、血圧は静かな状態で測定しなければいけないし、手の甲では満足な測定ができるか不透明だ。
デザイン
Apple Watch 7登場時にiPhoneのように角張ったデザインに変わる噂もあったが、実現しなかった。角張っていると腕に密着しないからかもしれないが、ディスプレイサイズ拡大にとどめ、Apple Watch 8でデザインを変更する予定なのかもしれない。
近年のAppleデザインは、iPad Proに始まりiPhone、Macbook Proと角張ったデザインがトレンドだ。Apple Watchもトレンドに合わせてデザイン変更する可能性はある。
バンドモジュール
Apple Watchが限界に達しているのは、ボデイが小さいのが影響している。時計本体をこれ以上拡大するのは難しいので、拡張するなら時計のバンド部分だ。他のスマートウォッチにもあるようにApple Watchも新しい機能を内蔵したバンドを装着できるようになれば、用途が広がる。新しいヘルスケア機能でも良いし、追加バッテリー、カメラ機能なども楽しそうだ。
バンドへの拡張は突破口になりそう
バンドに拡張モジュールを装着できるようなれば、Apple Watchの可能性は大きく広がる。ボディの制約も受けないし、バンドを取り替える楽しみが増える。
ループバンド登場後、目新しいバンドが減ってきているので、そろそろバンドの進化を期待したい。