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「第12回ポプラ社小説新人賞」奨励賞受賞作の「夏のピルグリム」を7月18日に刊行

「第12回ポプラ社小説新人賞」奨励賞受賞作の 「夏のピルグリム」 が7月18日に発売になります。初の単行本形式の小説です。
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Evernote有料プランの40%オフは本日まで。月額290円払う価値があるか改めて考える

Evernoteのキャンペーン

クラウドメモサービス「Evernote」の有料プラン「Personal」の40%オフキャンペーンは本日が最終日。40%オフの特典を受けるには今日中の登録が必要です。

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無料プランと有料プラン

現在のEvernoteは3種類のプランがある。無料の「FREE」、有料の「Personal」と「Professional」がある。Professionalは仕事でガッツリ使用することを想定しているので、一般的にはFreeかPersonalの選択になる。

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FreeとPesonal

FreeとPersonalの違いは、いくつかあるが、大きく分けると「新機能」「アップロード容量」「オフライン」になる。

「新機能」とは、「ホーム画面のカスタマイズ」、「タスクの割り当て」、「カレンダーとの連携」になる。

新機能

ホーム画面は、最新のノートや気軽に書き込めるスクラッチパッドなどのウィジェットが一画面に表示される機能で、Freeだとカスタマイズが一切できない。

新機能である「タスク」はFreeでも利用できるが、有料プランに入ると期日指定やタスク一覧の参照ができるようになる。Freeだとタスクを一覧で参照できないし期日も設定できない。タスクを本格的に使いたいなら有料プランに入るしかない。

「カレンダーとの連携」は有料プランのみで無料プランでは利用できない。

データ容量

FreeでEvernoteをガッツリ使うと困るのは、60MBの月間アップロード容量だろう。テキストだけなら良いが、画像やWebクリップを保存すると60MBではすぐに足りなくなる。Evernoteは「保存容量」ではなく「アップロードした容量」に制限を掛けているので、一度保存したノートを削除してもデータ容量は回復しない。

また、ファイルをEvernoteに保存する人は25MBのノートサイズの制限もかなり痛い。Personalなら、10GBの月間アップロード容量、200MBのノートサイズまで平気なので、これらのストレスから解放される。

オフライン

有料プランに加入すると、モバイルでもPCでもオフラインにノートを格納できる。ストレージの容量は使用することになるが、ネットに繋がっていない状態でもノートを参照できる。

昔は飛行機の機内で重宝した機能だが、コロナ禍でフライトの機会も減ったし、今は機内でもネットにつながるようになった。どこまでこの機能を使うかはライフスタイルによって異なると思う。

月額290円の価値があるか?

今回の40%オフキャンペーンは、Personalの年払いに適用され、月額換算だと290円になる。ここであげた3つの違いに対して、1ヶ月290円の価値があるかどうか。

他のサービスとの比較はどうだろう。iPhoneの最新OS「iOS 15」では、メモとリマインダー機能が拡張され、タグが使えるようになり、本格的なクラウドメモアプリとして利用しやすくなった。OS標準機能なのでもちろん無料だ。Appleのストレージ「iCloud+」は5GBだけ無料なので、メモが増えてくると有料サービスに加入する必要があるが、50GBで130円とEvrenote Personalに比べて格段に安い。

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他にもMicrosoftのOneNoteもEvernoteのライバルだ。OneNoteがデータを保存できるOneDriveは5GBまで無料(Appleと同じ)で、100GBが月額224円。OneDriveもEvernoteの40%オフキャンペーンより安い。

もちろん機能はそれぞれ違うし、Evernoteが優秀な点もある。できれば数少ない独立サービスベンダーであるEvernoteには頑張ってもらいたいところだ。

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