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Evernoteから謎のメッセージ。新しいプランを予想してみる

Evrenoteから謎のメッセージ

Evernoteからよくわからないメッセージが届いた。

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書いている内容をまとめると、こんな感じ。

  • 無料版のEvernoteベーシックの名称が変わる
  • 今後も無料は継続
  • 今までの機能とサービスはそのまま利用できる
  • 新しいプランが近日中にリリースされる

字面通りに解釈すれば、無料プランの名称変更ぐらいで大きな変更はなさそうだが、本当にそうなのか。少し考えてみます。

各プランの変更内容

無料プランだけではなく、他のプランにも変更がある。

  • Evernoteベーシック:名称のみ変更
  • Evernoteプラス:変更なし
  • Evernoteプレミアム:強化されたプランに変更。料金変わらず
  • Evrenote Business:名称のみ変更

有料会員であるEvernoteプレミアムのみ機能が変更になるようだ。ただし、「正規料金を支払っていない」Evernoteプレミアム会員の機能は強化されないそうだ。正規料金を払っていないというのは、40%年額割引やソースネクストのEvernoteプレミアムパックのことかもしれない。

新しいEvernoteプレミアムはどうなる?

Evernoteの発表内容を解釈すると、Evernoteプレミアムに変わる機能強化版のプランが発表されるようだ。

では、新しいプランはどういうプランなのだろう。正規料金を払っているユーザー限定なので、現在のプレミアム以上のプランだと思われる。

今ある機能はそのまま使えるというので、既存にはない機能が追加されるということに違いない。

ひとつはおそらく「タスク」機能だろう。今は期間限定で無料プランでも使えるが、将来的に有料の機能になるとアナウンスされている。新しい有料プランでは、このタスク機能が解放されると思われる。

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それを示すように、新たなメールが本日届いた。やはり「タスク」が新しいプレミアムプランの目玉のようだ。

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他には、過去のEvernoteにはあって、今はない機能が復活するのかもしれない。例えば、Apple Watchやウィジェットの対応が挙げられる。これらは過去のバージョンにはあったが、EvernoteがWebベースに改変された時に失われた機能だ。以前は、今後の開発内容に「Apple Watchの連携」と記載があったが、今はなくなっている。更なる有料プランのみに提供するために、記載をなくしたのかもしれない。

「新しいプランは選択肢が増えて、仕事に合わせて調整できる」という記載もある。

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色々な機能をカフェテリア形式で選べるということなのか。例えば「タスク機能は月額100円」とか。

もうひとつのヒントは、Evenote Businessだ。Evernote Businessは名称が変わり新機能が追加されるとある。おそらくEvernote Businessがなくなり、新しいプレミアムプランに移行されると思われる。

現在のEvernote Businessにある「共同作業」などの機能は新プレミアムプランに引き継がれそうだ。

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無料プランはどうなる?

無料プランは今までの機能は全て使えると記載されているが、「突然の料金変更や機能制限などもございませんのでご安心ください」ともある。「突然」でなければ、今後変更される可能性はあるかもしれない。

Evernote Basicから名称を変えるとあるが、どんな名称なのだろう。他のサービスだと無料プランの名称はシンプルなものが多いので、Basicが取れて「Evernote」になるのか。

「Evernoteトライアル」のようなあくまでも「トライアル版」だとわかる名前になると思う。Evernoteとしては新しいプレミアムプランに移行して欲しいだろうから、そちらが標準と思われるプランになると予想する。

プラン数は?

Evernoteのアナウンスからは、新しいプランは次のようになりそうだ。

  • Evernote(以前のEvernote Basic)
  • Evernoteプラス(おそらく今後は消滅)
  • Evernoteプレミアム(正規料金以外のユーザー。今後は消滅)
  • New Evernoteプレミアム(既存のEvernoteプレミアムとEvernote Businessの融合+新機能)

将来的には「Evernote」と「New Evernoteプレミアム」だけの2プランになりそうだ。プラン数が多ければ開発工数が増える。コスト削減のためにもプラン数を減らしたいのだろう。

プラン変更の背景

Evernoteはどうしてプランを変更したいのだろう。現在のEvernoteの課題は収益の拡大だ。売上を伸ばすために、Evernoteは端末接続数を減らすなど無料プランの内容を改悪して、ユーザーの不興を買ってきた。Webベースに変更になった時に今まであった機能がなくなり、かつバグもあったので、多くのユーザーの離反を招いた。

だから、これ以上に無料プランの機能を縮小させて有料プランへの移行を促す戦略は取りづらい。それでも売上を伸ばすために、今までBusinessユーザーだけだった機能を新Evernoteプレミアムのユーザーに開放し、新プレミアムプランの魅力を高めようとしているに違いない。

現在のBusinessプランは月額1,100円とプレミアムの600円より割高だ。売上を減らすわけにはいかないから、新プレミアムプランはBusinessプランと同じ月額1,100円かそれに近い価格になると予想できる。

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新プランは成功するか?

プランの詳細が不明なのに、成功の可否を予想するのは難しいが、新しいプランは今までのユーザーに配慮されている。既存のプランは、少なくても当面は今の機能が全て使える。今まで行なってきたような無料プランの改悪はしないと決めているようだ。

新しいプランが成功するかどうかは、新プレミアムプランの魅力をどこまで高められるかによる。正直に言えば、タスク機能や現行Businessに提供される機能では、個人ユーザーには魅力が乏しいと思う。タスクを管理するアプリは他にも無数あるし、Businessにある共同作業機能は個人ユーザーでは使う機会が少ない。

無料を改悪することなく新プレミアムプランへ移行を促すには、今までにない新機能が必要になると思う。

なかなか難しい試みに思われるが、GAFAに負けないようにEvernoteには頑張って欲しいところだ。

IT関連のブログをほぼ毎日更新していますが、本業は小説家です。
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