Evernoteの10年ユーザー
筆者はEvernoteを2008年9月から使っているので、もう10年使っていることになる。今は、有料会員であるプラスプランだ。今は、無料のベーシックプランとプレミアムプランしかないが、以前はその中間にあたるプラスプランも存在した。
多くの有料サービスを断捨離してきたけど、Evernoteだけは有料プランをずっと維持しているのは、それだけEvernoteが魅力的なサービスだからだ。
10年使った筆者がEvernoteの魅力を5つ記します。
様々な方法でノートを作成できる
Evrenoteを一言でいえば、「外部記憶媒体」だ。自分の脳だと忘れてしまうことでもEvernoteに記録しておけば、忘れることはない。見たこと聞いたこと、紙の資料、写真などあらゆることを記録するのがEvernoteを有効に活用する方法だ。
Evernoteは、様々な方法でノートを作成できる。
一番簡単なのが、スマートフォンのアプリだ。iOS版だと3D Touch(または長押し)で、すぐにノートを作成できる。写真撮影も可能。
Safariのページでをタップすると、Evernoteにページを保存できる。
MacのSafariに拡張機能をインストールすると、そのページを簡単に保存できる。
シンプル
他のサービスとの競争に勝つためにEvernoteも様々な機能を取り入れてきたが、基本部分は変わらない。
ノートアプリは記録したノートを素早く検索できることが大事だ。そのためには手間なく簡単に整理できる必要がある。Evernoteは「ノートブック」と「タグ」でノートを管理する。この方法は10年間変わっていない。
筆者はタグをほとんど使っていない。整理に時間をかけるよりも、とにかく多くの情報を素早く登録することに重きを置いているからだ。
Evernoteは余計な情報を入力する必要はない。タイトルすら自動でつけてくれるので、メモを記録することに集中できる。
シンプルで強力な検索機能
Evernoteの検索機能はシンプルで強力だ。すべてのノートを全文検索できる。プラスプランなら画像内の文字も検索できるし、プレミアムプランなら保存したPDF・文書ファイル内の文章も検索できる。
タグを使わなくても、記録したときのキーワードさえ知っていれば、必要なノートを抽出することができる。
Web版がある
Evernoteは、Windows、Mac、iOS、Android用のアプリがあり、数多くのデバイスからアクセスできる。アプリがないデバイスでもWeb版が用意されている。Web版もアプリ版とほぼ同じ機能を使うことができる。
オフラインフォルダが使える
有料会員だと「オフラインフォルダ」が使える。オフラインフォルダはデバイス内にノートを保存することができるので、すばやく検索できて、通信ができない飛行機内などでも使用できる。通信環境がなくても、どこでもすべてのノートを参照できる。
アグレッシブ
Evrenoteは新しい機能を貪欲に採用する。Apple Watch版もあるし、Siriショートカット にも対応している。Siriにカメラノートや音声ノートを命令することができる。Evrenoteはダークモードに対応したのも早かった。
時には不安定だけど、良いサービス
Evernoteは、最近では珍しい独立系のWebサービスだ。AppleやGoogleのような巨大企業よりも足腰が身軽で新機能に素早く対応するが、その反面、ちょっと不安定なこともある。検索やオフラインフォルダがうまく機能しない時期もあった。
収益化にも苦労している。売り上げを伸ばすためにビジネス向けサービスもはじめているが、思うようにうまくいっていない。
ひょっとすると、将来サービスを停止するかもしれないし、別の企業に買収されてしまうかもしれない。
それでも、貴重な独立系サービスをパートナーとして使うのも面白いと思う。