iOS版「Evernote」
iOS版の「Evernote」が10.8にアップデートされた。Mac・Windows版にすでにあるホーム画面機能が追加された。
新しいEvernoteを見てみます。
ホーム画面
Ver 10.8の最大の特徴は、ホーム画面だ。PC版に先行して導入された機能で、最近使用したノートや簡単にノートを作成できるスクラッチパッドを1つのページに置くことができる。
細かくみていきます。
ノート
「最近使用したノート」か「おすすめのノート」を複数表示してくれる。「おすすめのノート」は更新・表示頻度などからEvernoteから判断したノートを表示する。タップすれば、全ての内容が参照できる。
スクラッチパッド
ホーム画面に直接メモを残せる。右上の「…」をタップすると、ノートに変換できる。iPhoneで入力すると、PC版にも反映される。入力できるのはテキスト文書のみで、図や装飾文字は使えない。
スクラッチパッドの内容は検索対象外なので、検索したい場合はノートに変換する必要がある。
最近保存した内容
「最近保存したノート」が表示される。「Webクリップ」「画像」「文書」「音声」「メール」の各カテゴリーから選べる。「メール」はメールで転送したノートのこと。
ホーム画面のカスタマイズ
ホーム画面のカスタマイズができる。ホーム画面の背景を変えたり、表示するウィジェットが選べたりできる。選べるウィジェットは「固定表示されたノート」「ノートブック」「タグ」「ショートカット」。頻繁に参照するノートをホーム画面に置けるのはかなり便利。
ただし、カスタマイズ機能は「プレミアム」ユーザーのみ。無料ユーザーはカスタマイズできない。
ホーム画面がデフォルト表示に
iOS版では、Evernote起動時はホーム画面が表示されるので、情報をたくさん置けると良さげなのだが、画面の4分の1ぐらいは背景画像が占有してしまう。
カスタマイズするにはプレミアムユーザー会員にならないといけない。ホーム画面は便利なので、無料ユーザーにも自由にカスタマイズして使わせて欲しいところだが、Evernoteも経営が厳しいのだろうから仕方がない。
無料ユーザーでも使用できる「スクラッチパッド」はPC版ともリアルタイムで共有できるので、ちょっとしたメモを残すには便利だ。積極的に活用したい。
Ver.10で刷新されたEvernoteも版を重ねることで、少しずつ改善されてきた。ただ、以前のバージョンにあったApple WatchやiPhoneのウィジェット機能には対応していない。
「近日実装予定」にも記載がないので、今後も復活しないのか気になる。