リニューアル後のEvernote
2020年にEvernoteが大幅に刷新された。WindowsやiOSなどプラットフォーム毎にバラバラだったソースコードが統一されて、インターフェイスも同一になったが、ソースコードが一新されたことで今までにあったいくつかの機能が削除された。リニューアルされてから1年の間に、一度削除された機能のいくつかが復活されたが、今でも元に戻らない機能がある。
Evernoteを利用しようと考えている人、Notionと比較検討する人に参考になるように、今でも、戻っていない機能を紹介します。
Apple Watchへの対応
以前のバージョンではApple Watch上にEvernoteのノートを作成・表示できたが、現在のバージョンでもこの機能は復活していない。
ちょっとしたメモを手元で確認できるので非常に便利だったのに。
以前は、アップデートのスケジュールに含まれていたが、現在では削除されている。
もう復活しないのだろうか。
ウィジェット
現行のEvernoteではウィジェットを作成することができない。以前は、作成したウィジェットからノートを作成できた。
ウィジェットが作れれば、アプリを開く手間を省けるので素早くメモが残せる。
ショートカット
過去のバージョンも対応していなかったが、iOSにある「ショートカット」の一部しか対応していない。一番使いたい「ノートの検索」への対応が不自由分だ。
ショートカットに完全対応してくれれば、自分たちで自由にカスタマイズできる。
Safariの拡張機能
iOS 15からSafariの拡張機能が利用できるようになった。Evrenote用の拡張機能が用意されていれば、Safariのページを簡単に保存することができる。
早めに対応を
以前のEvernoteはOSの新機能に素早く対応していた。性急すぎて不具合も多かったが、新しい機能を試す機会になった。現在のEvernoteは各プラットフォームに統一されたこともあり、各OSの機能に対応するのが遅れている。
また、Apple Watchのように以前のバージョンでは対応できたことができないのはかなり痛い。
独立ベンダーであるEvernoteは、いわゆるGAFAやNationのような新しいサービスに押されて経営に苦労していると言われる。
大手に勝つためにはユーザーの要望に合わせた機敏な対応が求められると思う。少なくても過去にあった機能は早めに復活してくれるとありがたい。