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日本の携帯電話料金が国際標準になるために残された2つの課題

日本の携帯電話料金は安い?

毎年公表している各国の携帯電話料金との比較を総務省が発表した。

結構面白い数字なので見ていきます。

データ無制限ではロンドンについで2位の安さ

 2020年3月時点での比較で、東京の数字はシェアトップのNTTドコモの料金で、比較しているサービスはahamoのものだ。20GBまでは定額料金のahamoなので5GB未満の少データ容量では不利なはずだが、それでもニューヨークやソウルよりも安い。

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ahamoが最も効率良く使える20GBだとロンドンの次に安い。データ容量無制限はNTTドコモの4Gにプランがないので60GBの価格を採用している。5Gだと月額料金6,650円なので、他の都市と比較しても遜色ない。

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こちらが最安プランとの比較。日本の携帯電話各社は横並びのプランなので相対的に価格が高くなる。楽天モバイルでも20GB以上は2980円。

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MVNOトップシェア業者同士の比較。日本のMVNO料金が他国と比べて割高なのがわかる。MVNOのコストは大手の回線使用料金が大きいので、MVNO各社が主張しているようにこの部分のコストを下げる必要がありそうだ。

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日本の携帯電話料金は国際標準になるつつある

総務省の圧力により始まった一連の値下げにより、日本の携帯電話料金は他国と比べても「高くない」といえる料金になってきた。政府の圧力での値下げは感心しないが、消費者にとっては悪くない話となった。

だが、まだ課題はある。まずは各社横並びの料金。ドコモがahamoを開始したら、KDDI、ソフトバンクも似た料金体系を発表した。

楽天モバイルは低容量では独自プランだが、20GBで比較すれば2,980円でドコモと同額程度(通話料金が無料なのは大きな違いだが)だし、楽天モバイルの低容量プランでも他国より割高だ。

もう一つの課題は、MVNOの割高感だ。他国でもMVNOはMNO業者から回線を借りて運営しているので、MNOの日本の料金が遜色ないのにMVNOが割高なのは、MNOからの回線使用料金が高いからだ。

MVNO各社が訴えているように回線使用料が値下げされ、MVNOが小容量プランを他国並みの価格でカバーできるようになると、日本の携帯電話料金は真の国際標準になったと言える。

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