「Nike Run Club」バージョン6.7
Nikeが提供するランニングアプリ「Nike Run Club」(以下、NRC)が6.7にバージョンアップした。
最近追加された新機能についてご紹介します。
iPhoneの新機能
複数のデータ表示
今まで不可能だった平均ペースとペースの両方を同時に表示できるようになった。
ロックボタンを長押しすると、アンロックされて、データをタップすると次々と表示が変わる。小さい表示も変更可能だ。
表示できるデータは、こちら。
- 時間:走行時間
- 距離(Km):走行距離
- 平均ペース:ランニング中の平均ペース(1キロ走るのに要する時間)
- 現在のペース(ペース):現在走行中のペース(1キロ走るのに要する時間)
- 心拍数(BPM):心拍数。Apple Watch装着の場合
- 消費カロリー
コントロール
ランニング中の画面から右にスワイプするとコントロール画面に移る。コントロール画面から「マップ」や「カメラ」を起動できる。ランニング中に自分がどこにいるのか確かめたい時や風景を撮影したい時に便利だ。
信号で止まった時に時計が自動停止する「オートポーズ」、音声で走行距離やペースを知らせてくれる「音声フィードバック」のほかにラン画面のロックをオンオフできる。
現在地表示
ランニング中に停止すると現在いる地図が表示される。
音楽サービスの選択
「音楽を接続する」をタップすると「Apple Music」「Spotify」から音楽サービスを選択できる。
Apple Watchの新機能
複数のデータ表示
Apple Watchでは今までよりも多くの情報が表示できるようになった。
左上に常に走行時間が表示されるようになった。これで4つのデータが一画面に表示できるようになった。3つの数値をタップすると表示できるデータが変わる。左右の上端にある走行時間と現在時刻は変更できない。
表示できるデータは、こちら。
- 時間:走行時間
- 距離(Km):走行距離
- 平均ペース:ランニング中の平均ペース(1キロ走るのに要する時間)
- 現在のペース(ペース):現在走行中のペース(1キロ走るのに要する時間)
- 心拍数(BPM):心拍数。Apple Watch装着の場合
- 消費カロリー
- テンポ
iPhoneには表示されないがApple Watchに表示できるデータがテンポ。テンポ? 音楽? 説明がないけど、恐らくSPM(Step Per Minutes。一分間の歩数)のことだろう。英語表記はCadenceだからだ。Apple Watch標準の「ワークアウト」には3年前ぐらいからあるデータなので、NRCがようやく追いついた。
プログレスバー
フリーランではなく「距離」や「時間」を指定して走ると、プログレスバーが表示されてゴールまで、あとどれぐらいなのか視覚的にわかる。
ランニング終了後には達成度を教えてくれる。
スプリット表示
少し前からある気もするが、一時停止時に1キロ単位のスプリットが表示される。今までのNRCではランニング中にスプリットを確かめられなかったので、これは朗報。下のアイコンを押すと現在地もわかる。
防水ロック
ランニング画面から右スワイプでコントロール画面に移動できて、防水ロックが選択できる。
トワイライトモード
スタートする前の画面を左スワイプで「設定」できる。「トワイライトモード」をオンにするとランニング中の画面が黒ぬきになり少しだけ明るくなる。
よくなったけど、スプリットをメイン画面に表示して欲しい
かなり機能が増えた。特にApple Watch版の改善が著しい。メイン画面に表示できるデータが増えたし、待望のスプリット表示もできるようになった。
あとは、ランニング中に直近のスプリットを教えて欲しい。停止すると過去のスプリットが参照できるのは嬉しいが、ランニング中に1キロごとのスプリットがわかるとペースが早くなったのか遅くなったのかわかる。1キロ走行したらメイン画面にスプリットを一時的に表示してくれると嬉しい。Apple Watch純正アプリ「ワークアウト」にはこの機能がある。
NRC登場してから10年以上経つが、いまでも改良を続けてくれているのは素晴らしい。これからも継続的なアップデートを期待したい。