新型Nintendo Switchが発売される?
新型Nintendo Switchが発売されると噂になっている。数週間のうちに発表され、今年の秋に発売されるとBloombergが報道した。
本当に新型が発表されるのか、発売されるならどんな内容か予想してみます。
新型は発表されるか?
報道によると、まるっきり新しいゲーム機ではなく、現行Nintendo Switchのアップグレード版らしい。Nintendo Switch Proなどという名称も流れている。
モデル途中に任天堂がアップグレード版のゲーム機を発売するのは初めてではない。
ポータブル機の「ニンテンドー DS」は、2004年に発売後、2006年に軽量版「ニンテンドーDS Lite」、カメラやSDカードスロットを内蔵した「ニンテンドーDSi」、大画面ディスプレイを搭載した「ニンテンドーDSi LL」などの派生モデルが発売された。
DSの後継機である「ニンテンドー3DS」には、大画面モデル「ニンテンドー3DS LL」、3D機能が強化された「Newニンテンドー3DS」が後から登場した。
ゲーム機は互換性を維持するためにスペックを大幅に変えることはしない。画面サイズを大きくしたり、細かい機能付加をしたりして、新鮮さを保つようにする。
Switchは、DSのように「Liteモデル」をすでに販売している。DSと同じように機能を追加した新モデルが登場する可能性は高いように思う。
どのような機能が追加されるか?
Nintendo Switchに新モデルがあるとすると、どんな機能が追加されるのだろうか。現行モデルのディスプレは、6.2インチのLCDだ。スマホなど小型ディスプレイには有機ELが採用される例が増えているので、新モデルは有機ELが採用されると思われる。
次にストレージ。現行モデルは32GB。microSDカードで増量はできるが、高速な内蔵メモリも増やしておきたい。64GBぐらいが標準になるのでは。
通信機能も強化したい。現行の無線LANはWi-Fi 6に非対応、Bluetoothは4.1。Wi-Fi 6とBluetooth 5.0にアップグレードされそうだ。
SoCには、現行はNVIDIA Tegraのカスタマイズチップが使われているが、こちらも新型チップに入れ替われると予想される。
それ以外の隠し球の機能はあるのだろうか。Switchは2019年にLiteが発売された時にバッテリー持続時間が延びるなどの改善がされていて、Switch最大の不満点はすでに解消されている。
残された不満な点はなんだろう。筆者が思うのはSwitchのリモート接続機能だ。Switchはテレビに映すTVモード、本体の液晶画面を使うテーブルモードがある。TVモードへスイッチするにはSwitch本体をドックに差し込まないといけない。液晶ディスプレイで楽しんでいる時も、他の人と画面を共有するためにテレビに映したい時がある。そういう時にわざわざドックに差し込むのは面倒だ。
Switch本体からドックまで映像を転送できたら便利だ。そのためにはSwitch本体よりもドックの改良が必要だ。本体が有機ELに移行するなら、ドックからの映像もHDから4Kにアップグレードしたい。
Nintendo Switch Proは存在する
過去の任天堂のモデルのようにNintendo Switchにもアップグレードモデルが存在しそうだ。予想される新型のスペックは、こちら。
- 有機ELディスプレイ
- 新型カスタムチップ
- 64GBストレージ
- Wi-Fi 6、Bluetooth 5.0
- Switchとドック間の通信機能
- 4Kディスプレイ出力機能
大ヒットしたSwitchだが、モデルとしてはまだ中期にあたり、任天堂としては向こう5年間ぐらいはSwitchとソフトを売っていきたい。ここでアップグレード版を投入することで、Switchブームを持続させるという戦略は間違っていないように思う。