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新型iPad min 5が狙うのはNintendo Switchの後継?

新型iPad mini登場?

新型iPad mini登場の噂が増えてきている。EEC(ユーラシア経済委員会)データベースに未発表の製品番号が、iOS 12.2ベータ版には4つのデバイス「iPad11,1」「iPad11,2」「iPad11,3」「iPad11,4」の記載が見つかった。これが新型iPad、iPad miniだという。

現行モデルであるiPad mini 4は2015年に販売開始し、モデルチェンジすることなく今でも継続販売している。

販売開始から3年以上が経ち、当初は4種類のメモリ容量があったが、2017年からは128GB一本とラインナップも縮小した。

このまま消滅するかと思っていたが、ここにきて新型モデルの噂が出てきた。どうしてAppleはiPad miniを復活させようとしているのだろう?

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Appleのフルラインナップ戦略の一環

iPad、iPad Proに加えてiPad miniまで復活させるAppleの意図はどこにあるのだろう? 

iPad miniを復活させるのは、Appleのフルラインナップ戦略の一環だろう。Appleの売上の6割以上を占めるiPhone一辺倒のビジネスモデルから脱却するために、今までのモデルを絞った製品戦略を変更して、より多くのニーズを獲得するために製品ラインナップを増やしてきた。

iPhoneは3モデルになり、MacはMacBook、MacBook Air、MacBook Proと13インチ前後のノートPCを3モデルを維持している。需要がどれだけあるかわからない小型デスクトップPC「Mac mini」まで復活させた。

ニーズがどれだけあるか不透明でも、少しでも売上が増える見通しがあるなら他の製品と重複していても発売するのが今のAppleだ。

現行iPad miniのディスプレイは、7.9インチ。iPhone XS Maxの6.5インチ、無印iPadの9.7インチの間を埋めるサイズではある。 7.9インチのiPad miniを買うなら、スマートフォンとして使えるiPhone XS Maxを選びそうな気もするが、そういったことを今のAppleは気にしない。

Appleはゲーム機市場を狙う?

Appleのもう一つの狙いは、ゲーム機市場だろう。家庭用ゲーム機は、Appleが踏み込めていない分野だ。スマートフォンの隆盛により、専用ゲーム機は消滅するかと思われたが、大画面で本格ゲームをしたいニーズは根強く、PS4がヒットしコンソール型のゲーム機市場は復活した。

据え置きゲーム機市場を奪うために、Apple TVにtvOSを搭載し、ゲーム機としても使えるようにしたが、あまりうまくいっていない。

そこにNintendo Switchがあらわれ、大ヒットした。Switchはコンソールとポータブルのハイブリッド型で、スマホゲーム全盛の中ヒットが危ぶまれたが、任天堂ブランドの強さもあり、長い間、品切れが続くほどの売れ行きとなった。

ゲーム機は同じ仕様のモデルが5年間は売れる息の長いビジネスだ。時期が経てば製品コストは安くなるので、徐々にマージン幅が大きくなる。

iPad mini復活の目的の一つは、このゲーム機市場を奪うことにあると思われる。Nintendo Switchのディスプレイは6,2インチで、iPhone XS Maxの方がサイズは大きいが、iPhoneにはボタンがないので、仮想ボタンをディスプレイ内に表示する必要がある。Switchと同程度のディスプレイサイズを求めるなら、iPad miniぐらいのサイズが必要になる。

iPadがゲーム機に劣っているのは、その物理ボタンがない点だ。微妙な操作が必要になるゲーム機には物理ボタンの存在が重要だ。ホームボタンまで減らしてきたAppleがiPadに物理ボタンを増やすことはしないだろう。

一方で、ゲーム以外の用途にも使えるのは、ゲーム機と比べたときのiPad miniのメリットだ。

スマホゲームの人気は今でも根強い。ポケモンGOで遊ぶお年寄りの中には画面が大きいiPadセルラー版を持ち歩く人もいる。そういった方に手頃のサイズのiPad miniは受け入れられやすいだろう。

今のAppleならiPad miniを復活させる

見てきたように、Appleのフルラインナップ戦略とゲーム機市場を狙うためにiPad miniを復活させる可能性は高い。iPhoneの売れ行きが落ちている現状、市場の隙間を埋めるiPad miniがAppleには必要だ。