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Nintendo Switch Lite発売。SwitchとSwitch Liteを比較。Switch Liteは3DSを葬る

Switch Lite発表

任天堂は、Nintendo Switchの廉価版「Nintendo Switch Lite」(以下、Switch Lite)を2019年9月に発売すると発表した。

Nintendo Switch(以下、Switch)は携帯機と据え置き機双方の需要を掴み、大ヒットしたが、これ以上伸ばすためには”一家に一台”から”一人一台”にSwitchを販売する必要がある。

そのためには、テレビに繋ぐドックを廃止した廉価版の開発は予想されていた。

SwitchとSwitch Liteの比較をしてみます。

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プレイモード

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Switchは、ドックに本体を接続しテレビに表示して遊ぶ「TVモード」と、本体をテーブルの上に置いてJoy-Conで遊ぶ「テーブルモード」、両手に持って遊ぶ「携帯モード」がある。

コントローラが本体に直付けのSwitch Liteは携帯モードでしか遊ぶことができない。Joy-Conを外せる仕様にすることもできたと思うが、コストを下げて小型化するために一体化する選択をしたのだろう。

コントローラー

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コントローラーを一体化したデメリットもある。Switch Liteは一部のゲームで遊ぶことができない。ふたりで同時プレイするゲームはもちろん遊べない。HD振動やモーションカメラが内蔵されていないので、センサーを用いるゲームが遊べず、効果が制限されるゲームもある。

HD振動ではなくても、ゲーム体験を高めるために振動機能は内蔵しても良かったと思うが、コスト削減のために省かれた。

ただ、Joy-Conを別途購入すれば、Switch Liteに接続してSwitchと同様に遊ぶことができる。

ドック

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ドックは付属しない。形状が異なるので、ドックを別途購入してもSwitch Liteを接続することもできない。USB-Cポートを使ってテレビと接続することもできない。

この制限はコストというより、Switchとの棲み分けのためと思われる。テレビでも遊びたいならSwitch、携帯して遊ぶだけならSwitch Liteと明確に分けることで、価格が高いSwitchの売上も維持しようとしているに違いない。

サイズ

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Switch Liteは一回り小さい。Switchより縦に約1cm、横に約3cm小さい。厚さは変わらない。

3DSやPSP VITAよりも横幅があり、過去の携帯機の中でもかなり細長い筐体だ。

十字コントローラーが復活したSwitch LiteはWii U Game Padに形状がよく似ているが、サイズは全く異なる。

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重さ

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Switch LiteはSwitchより100g以上軽い。小さい本体と液晶ディスプレイが寄与している。

過去の携帯機では初代PS VITA(約279g)に近く、歴代の携帯機の中では重い方だ。初代PS VITAは3DS(約230g)より重いと批判され、2代目は大幅に軽量化された(約219g)。

長時間手に持って遊んでいると疲れてきそうだ。

画面の大きさ

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Switchのディスプレイサイズは6.2インチだったが、Switch Liteでは5.5インチに変更になっている。

PSP VITAが5インチ、3DS LLが4.88インチなので、ボディサイズと比例して、携帯機の中では大きなサイズのディスプレイをSwitch Liteは内蔵している。

 Switchはディスプレイの周辺がブラックアウト処理されていたが、Switch Liteではボディカラーに合わせているので、Switch Liteのディスプレイは実際以上に小さく見える。

Switch Liteの解像度はSwitchと変わらないので、Switch Liteのディスプレイの方が細密化されている。解像度が変わらないので、Switch Liteのディスプレイ用にソフトの表示をカスタマイズする必要はない。

バッテリー持続時間

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バッテリー持続時間はSwitch Liteの方が30分程度長い。本体は小さいのにバッテリーが長く持続できるのはディスプレイサイズが小さいからだと思われる。3DSのバッテリー持続時間が約3.5時間から6.5時間なので、あまり変わりがない。

携帯機としては及第点のバッテリー性能だが、スマートフォンと比べるとかなり短い。これからの携帯機のライバルは、AppleやGoogleが提供するクラウドゲームを遊べるスマートフォンになるので、重さとバッテリー性能はもう少し頑張ってほしかったところ。

携帯ゲーム機の終焉

Switch Liteが発表されたことで、将来的に3DSがなくなることが確定したと思う。スマホゲームの隆盛で携帯ゲーム機は苦境に立っている。SONYのPSP VITAに続き、ゲームボーイ以降長く続いた携帯ゲーム機の時代が終焉を迎えることになる。

3DSからの買い替え需要も取り込めるので、Switch Liteはヒットするだろう。テレビで遊ぶ人は意外と少ないようなのでSwitch Liteが主流になるかもしれないが、振動機能が無いのが一部の人にはネックになるかもしれない。SwitchとSwitch Liteの価格差は約1万円。この差額をどう見るか。

このSwitch Liteで任天堂はAppleやGoogleのクラウドゲームと争うことになる。価格が大幅に異なるので仕方がないが、スマートフォンの性能と比較するとSwitch Liteは大きく見劣りする。

もちろん、ゲーム業界の勝敗はゲーム機の優劣だけではなく、ゲームソフトによって決まる。Switchのゲーム資産をそのまま活用できるのは魅力だし、AppleとGoogleがこれからゲームを集め、開発しないといけないのと比べると大きなアドバンテージになる。

Apple arcadeがはじまり、Switch Liteの販売が開始されるこの秋以降、ゲーム業界の勢力図がどう変わるか注目したい。

 

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