宝島社より 「ふたりの余命 余命一年の君と余命二年の僕」 が発売になりました。私にとっては初の商業出版になります。
自分の小説が本屋に並ぶという中学生からの夢がようやく実現します! 興味がある方は書店で予約してみてくださいませ。

MENU

iPhone 12シリーズを買うべきではない5つの理由

今年のiPhoneは買いか?

今年のiPhoneは4モデル展開。Proと標準モデルの2ラインがあり、ディスプレイサイズが合計3種類あるので、選びがいがある。

新機種を選ぶ前に、そもそも今年のiPhoneは買いなのかまず考えてしまう。iPhoneの新しいモデルの購入を検討する人のほとんどが買い換えだと思うので、今年が買い換え時期として適切なのか悩む人も多いと思う。

世間では、新しいiPhoneを絶賛する記事がほとんどだ。記事を読んでいると、欲しい気持ちがどんどん高まってくると思うので、冷静に検討してもらうためにも、今年買うべきじゃない理由を挙げておきます。

f:id:tkan1111:20201026123322p:plain

使えない5G回線

今年のiPhoneは5G対応が目玉だが、日本では5G回線はまだまだ未整備だ。ライターが5Gのテストをしているが、5Gが繋がる場所を見つけるのが東京でも難しい。まして地方でも5Gが不便なく使えるようになるには数年かかる。

少なくても今年は5Gを使う機会はほとんどないだろう。報道されている通り、iPhone 12シリーズに搭載されている5G機能は日本でのミリ波に対応していない。5G対応だからといって、iPhone 12シリーズに慌てて買い替える必要はほとんどない。

Lightningポートの存在

iPad Proに続いてiPad AirもUSB-Cを搭載したのでiPhoneにも搭載されるのではと思われていたが、今年のiPhoneもLightningポートを継続して搭載している。EUの勧告で来年には独自規格のLightningケーブルを廃止しないといけないことになっているので、Lightningポートは今年限りの可能性が高い。

来年のiPhoneは、いよいよLightningポートが廃止されて、USB-Cに置き換わるか、今年初採用されたMagSafe for iPhoneでのワイヤレス充電のみになるかわからないが、Lightningポートが使われなくなるのは間違いないなさそうだ。

今年買い替えると、他のモデルでは使われなくなるLightningポートを暫く使い続けなければならない。

不確実なMagSafe

今年初採用されたマグネット充電機能であるMag Safeは、ワイヤレス充電の弱点だった充電位置がズレる問題を解消した。マグネットレザーウォレットをつけたりと新しい楽しみも増えた。

ただ、磁気カードを近づけると磁気カードに障害が出る可能性も指摘されている(iPhoneに搭載されるマグネットの磁力はそこまで強くないから問題ないという話もある)。

この先、磁力があることで大きな問題が発生して、MagSafeが廃止されるかもしれない。MagSafeの分だけ今年のiPhoneは重いはずなので、使わないMagSafeを内蔵したiPhoneを持ち歩くのはどうだろうか。

減らされたバッテリー

今年のiPhoneは、バッテリーが減っている。どのモデルも300mAhから400mAh減少している。今年のA14 Bionicチップは省力化が図られているので、バッテリー容量が減ってもバッテリー連続使用時間はあまり変わっていないという発表だが、iPhone 12 ProはiPhone 11 Proより1時間以上バッテリーが保たないという実験結果も出ている。

液晶ディスプレイからOLEDに移行したiPhone 12はバッテリー容量は減ってもバッテリー持続時間は同じだ。

バッテリー容量が減ったことで、今年のiPhoneは軽くなったが、多少重くても大容量バッテリーを搭載してバッテリーが1日保った方が良い製品が欲しい人には向かないかもしれない。

iPhone 12シリーズ

  • iPhone12 Pro Max:3,687mAh
  • iPhone12 Pro:2,775mAh
  • iPhone12:2,775mAh
  • iPhone12 mini:2,227mAh

iPhone 11シリーズ

  • iPhone11 Pro Max:3,969mAh
  • iPhone11 Pro:3,046mAh
  • iPhone11:3,110mAh

使い機会が乏しいLiDARセンサー

今年のProに搭載されたLiDARセンサーはレーザー光を射出して物体を測定する機能だが、現状ではあまり使い道がない。

ARを活用する人には良いが、日常的にARを使っている人は現時点では少ないだろう。

夜間ナイトポートレートモードでもLiDARセンサーは使われていて、高速なピント合わせに活用されているらしいが、逆にそれ以外の撮影シーンでは使われない。

今後は、LiDARセンサーが様々なシーンで使われるようになるかもしれないが、現状はそこまでのメリットが感じられない。

そうは言っても買いたい時が買い時

色々とあえてネガティブなことを挙げたけど、毎年出る新しいiPhoneには必ず課題はあるし、人によってそのポイントは異なる。

結局は、買いたい時が買い時だと思う。特に、軽くて小さなiPhoneを望んでいた人にはiPhone 12 miniは最適だ。今後も継続して小さな高性能iPhoneが販売されるとは限らないし。

 
IT関連のブログをほぼ毎日更新していますが、本業は小説家です。
ブロックチェーンなどITを題材とした小説の他に、ミステリー、恋愛物、児童文学など様々なジャンルの作品を取りそろえています。
Kindle Unlimited会員ならすべて無料、非会員の人にも99円からご用意していますので、お読みいただけると幸いです。感想もいただけたら感涙でございます。