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「第12回ポプラ社小説新人賞」奨励賞受賞作の「夏のピルグリム」を7月18日に刊行

「第12回ポプラ社小説新人賞」奨励賞受賞作の 「夏のピルグリム」 が7月18日に発売になります。初の単行本形式の小説です。
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Fire TV Cubeは日本向きな製品

Fire TV Cube登場(予定)

Amazonが「Fire TV Cube」という新商品を出しそうだ。

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www.gizmodo.jp

Fire TVにAlexa

去年流出したとされる画像には四角い箱のような製品が載っており、形状からしてこれが「Fire TV Cube」(以下、Cube)とみられる。

この製品の上部にはEchoと同じボリューム・ミュートボタンがあるから、Alexaが動作しそうだ。

Fire TVはテレビのHDMIに接続して、動画を鑑賞する装置だ。四角い据え置き型より、既存のようにHDMIに直挿しできたほうが設置場所を取らないし配線も簡単だ。据え置き型のCubeには、より多くの機能を付加するに違いない。

Fire TVは4KとHDRにすでに対応している。動画配信をメインにしているので、4K以上の高解像度やハイエンドな音質に対応するのも難しい。

そうなると据え置きにする一番の理由は、スピーカーとマイクを取り付けEchoとして使えるようにすることだろう。

Echoのマイクはテレビの近くでも機能するが、テレビをつけているとAlexaの回答がテレビの音声とかぶってしまい、聞き取りづらい。Echoを使っている多くの人はテレビから離れた場所に設置していると思う。

ただ、テレビをすべてFire TVでコントロールしたらどうだろう。地上波やブルーレイレコーダーなどを流さず、Amazonビデオだけを鑑賞するのであれば、Echoを使う時は動画の音声を自動でミュートすることができる。

テレビ画面の占有はITの企業の夢

リビングの最も良い場所を占めるテレビ画面をコントロールするのは、長らくIT企業の願望だった。古くはMicrosoftがWindows Media Centerで、最近ではGoogleがChromecast、AppleはApple TV、HuluやNetflixはテレビを含めた多くのプラットフォームに機能やアプリを付加する方向でテレビ画面を占有しようとしている。

スマートスピーカーでシェアを握るAlexaとFire TVを組み合わせることで、Amazonは競合他社より優位なポジションに立とうとしている。

日本には最適な製品

アメリカはネット動画配信が主流になりつつあり、Alexaの普及率も高いので、この試みは成功すると思う。日本ではまだまだ地上波が強いので、ケーブルテレビのセットボックスからネット動画に移行したアメリカとは事情が異なるが、Alexaの普及率が低い日本で、Fire TVとAlexaの両方の機能を持つCubeが成功する可能性はある。まあ、日本で販売するとはどこにも記載はないが。

価格は大きなポイントで、Amazonがどこまで普及させたいか本気度がわかる。まずはAmazonの正式発表を待ちたい。 

Fire TV  (New モデル) 4K・HDR 対応、音声認識リモコン付属

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