Fire 7タブレットのAlexa
新型Fire 7の売りのひとつはAlexa機能が搭載されたことだ。ハンズフリーモードをオンにして、Fire 7タブレットに「Alexa」と話しかければ反応してくれる。教えてくれる情報は、Amazon Echoシリーズと変わりない。
これは知らなかったが、Amazon Echoと異なり、タブレット画面にAlexaが教えてくれた情報が表示される。今まで耳で聞き取るしかできなかったAlexaの情報を目で確認できるのは新鮮だ。
ハンズフリーモード
ハンズフリーモードを利用するには「設定」を変更する必要がある(最初のセットアップ時にも利用するかきかれる)。
- Fire 7タブレットの「設定」から「Alexa」をタップ
- 「ハンズフリーモード」をオンにする
ハンズフリーモードで画面に表示される一例
タイマー
「Alexa、5分タイマー」
背景のグラフィックも用意されている。
天気
「Alexa、今日の天気」
注意報や警告、時間ごとの天気も確認できる。ただし下の方の情報は切れているので指でスクロールする必要あり。10インチディスプレイのFire 10 HDを前提にレイアウトされているからだろうか。
おはよう
「Alexa、おはよう」
今日が何の日か教えてくれる。字幕でも表示されるが、自動的にスクロールしてくれないので、指で操作する必要がある。
なぞなぞ
「Alexa、なぞなぞを出して」
なぞなぞを出してくれる。問題が表示されて、少し間をおいてから「こたえ」が表示される。
面白い話
「Alexa、面白い話をきかせて」
画面にも表示されるが、字で読んで面白いかは別問題。Google homeに同じ質問をすると、ためになりそうなウンチクを聴かせてくれる。ダジャレを教えてくれるAlexaの知的レベルが低いわけではないと思うけど。
音楽
「Alexa、音楽を聴かせて」
設定したミュージックサービスから曲を流してくれる。これはAmazon Musicの画面。ジャケットの写真や歌手名を表示してくれて、再生ボタンなどで操作もできる。
歌詞も表示し、自動スクロールしてくれる。
ニュース
「Alexa、ニュース」
設定してあるニュースソースを聴かせてくれる。
「Yahoo! ニュース」だと背景が赤い画面にニュースのヘッドラインが表示される。スクロールはしないので、詳細を読むことは出来ない。アナウンスをとめたり、スキップしたりできる。
NHKニュースだとヘッドラインの背景に動画が流れるが、暗いのでよくわからない。
計算
「Alexa、8x8=」
計算結果が表示される。シンプル
質問
「Alexa、富士山の高さは?」
質問の回答と合わせて、関係する画像を表示してくれる。外国の首都をきくと、国旗が表示される。
下の方に文字情報も表示されていて、指で引っ張れば読むこともできる。
動画
「Alexa、プライムビデオでストロベリーナイトを検索して」
プライムビデオの検索ができる。
「Alexa、ストロベリーナイトを再生して」と言えば、タブレットにふれることなく鑑賞できる。
SHOWモードとの違いは?
AlexaのEcho ShowシリーズやFire HD 10にはAlexaの反応を表示する「SHOWモード」が搭載されている。Fire HD 10では、ハンズフリーモードとSHOWモードを選択することができる。
どちらのモードもAlexaの情報を画面に表示してくれるが、両者の挙動は異なる。SHOWモードに設定すると、画面は常にAlexaの待機画面になり、アイコンが並ぶ通常のタブレット画面ではなくなる。また、SHOWモードだとAlexaの情報を常に表示するが、ハンズフリーモードでは時間が経つとスリープモードに戻る。
また、天気予報などでは文字サイズが異なり、SHOWモードの方が文字は大きい。
ハンズフリーモードでも十分
試した限り、ハンズフリーモードで十分だ。耳で聴くだけではなく、視覚で情報を確認できるのは早く認識できて便利だ。
Fire 7で、Amazon Echo Showとほぼ同等のことができるが、マイクやスピーカー性能は本家Alexaデバイスより劣る。とは言っても、低価格でタブレットにも画面付きスマートスピーカーとして使えるFire 7はコストパフォーマンスが高い製品と言えるだろう。