宝島社より 「ふたりの余命 余命一年の君と余命二年の僕」 が発売になりました。私にとっては初の商業出版になります。
自分の小説が本屋に並ぶという中学生からの夢がようやく実現します! 興味がある方は書店で予約してみてくださいませ。

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思考のストレスを減らす方法

GTD

会社員時代、たくさんのビジネス本を読みました。マーケティングやファイナンス、特にマネージャーになった時はマネジメントや組織論の本を片っ端から読み漁りました。
その本の中で最も有用的だったのが、「GTD」でした。GTDは、Getting Things Doneの頭文字で、「事をやり尽くす」という意味です。
僕が実践したのは、GTDの一部ですが、これがビジネスにも執筆にも役立ちました。無名の新人小説家になった今でも継続しています。
GTDは、「頭の中のことを全て吐き出す」ことから始まります。頭の中に考え事や気になることがあると、それに囚われてしまいます。それを全て書き出すことで、「気になる」ことから脳を解放するのです。
「全て」というのがポイントです。短期的に気になっていること、長期的に考えていることも全て書き出します。
例えば、読もうと思っている本の発売日や帰宅したら掃除したい箇所、免許の更新、試したいレシピ、久々に親へ電話しよう、など、気になっていることを全部書き出し、頭の中を空っぽにします。
これが結構難しい。ついつい人は頭にメモをしたままにしてしまいます。「家に帰ったらドラマの続きをみよう」みたいな短期的なタスクは書き出すよりも記憶した方が良いと思ってしまいます。だけど、「ドラマの続き」を覚えていることで、脳の一部を使ってしまうことを考慮すべきです。

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脳というデスクトップ

脳というのはデスクトップみたいなもので、散らかったり、ものを置いておくと考えるスペースが狭くなります。
「あれをしないと、これをしないと」と無意識に考えていることで、他のことが考えられなくなります。
メモに書き出し忘れることで、デスクトップを整理するわけです。
書き出したものは、全て一枚のメモにします。「やりたいこと」をメモに書き出し、常に目につくところにおいておきます。今だとスマホのホーム画面が良いでしょう。
僕はiPhoneの「リマインダー」に記入しています。iPhoneの「リマインダー」はMacとApple Watchと連動しますので、いつでもどこでも「メモ」を見ることができます。
時間が空いたら、そのメモを見るようにします。もう毎日毎時間見ます。そのメモの中で、今やりたいこと、できることを実行します。
この方法で、「なにをしなければいけない」ことから解放されて、他のことを集中して考えることができます。例えば、小説のこととか。
頭のパワーを全て「思考」に使うことができるわけです。

覚えるな、考えろ

僕のやり方は本来のGTDの手法としては異なりますが、もっとも簡単でもっとも実践しやすい方法だと思います。
頭のリソースを有効活用しましょう。

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