AirPods Proが充電できない
AirPods Pro(AirPods)はケースにイヤホンを格納することで充電される。イヤホンはマグネットによってケースに装着するようになっているので、イヤホンをケースの穴に近づけるだけでカチッと装着されて充電できるスマートな仕様だ。
ところが、朝使おうとすると片方のイヤホンだけ無反応なことがある。耳にうまく装着できていない場合もあるが、まったく無反応だとバッテリがー0%の場合がある。ケース内でイヤホンが充電されていないときに起こる現象だ。
イヤホンをケースに再度装着して充電されればよいが、それでも充電されない場合は対策が必要になる。
対処法をご紹介します。
エアーダスターでケースのほこりを除去
AirPods Proのイヤホンはケースに装着されると電源が自動的にオフになる設計になっている。一晩でバッテリーが0%になったということは、ケースに装着したのに充電されておらず、イヤホンの電源がずっとオンのままの状態だったと思われる。
AirPodsのイヤホンは、イヤホンの長い部分(ステムと呼ばれている)の下部にある金属部分がケースの底に触れることで充電される。充電されていなかったということは、この金属部分がうまく接していないことだ。
ケースとイヤホンが正しく接することができるように、金属部分を掃除しよう。
原因の大部分はほこりやゴミだ。ケース内にほこりやゴミが溜まるとうまく充電できなくなる。エアーダスターで除去するのが一番良い。
ケースの穴は深いので綿棒などで掃除したくなるが、できるだけやめたほうがよい。穴をのぞくとわかるけど、イヤホンに触れるように2本の金属端子が突き出ている形状をしている。この金属端子がイヤホンを支えるようにして充電される。この金属端子を押したり引っ張りたりすると、イヤホンの金属部分と触れなくなってしまう危険性がある。
エアーダスターで汚れが取れないようなら、柔らかい布などで慎重にゴミを除去しよう。
それでも汚れが取れないようなら、金属端子が腐食している可能性がある。AirPods Proは耐水性能はあるが、濡れた状態でイヤホンをケースにいれると、金属端子が腐食してしまう可能性がある。とくに塩分を含む汗がついた状態でイヤホンをケースにしまうのはやめたほうが良い。
イヤホン側の掃除
イヤホンの下部にある金属部分がケース内の金属端子に触れることで充電できる。イヤホンの金属部分が汚れていると充電できないので、エアーダスターでほこりを除去しよう。
汚れが取れない場合は、柔らかい布でふくと良い。
ケースの充電
イヤホンが充電できないとき、ケースのバッテリーもなくなっている場合がある。ケースのバッテリーはイヤホンを24時間稼働させるだけの容量があるので、イヤホンを4回程度は充電できるが、ケースを充電しなければバッテリー容量がいつかは0%になる。
忘れがちだけどケースも充電しておこう。持ち歩くことが多いAirPods Proの充電にはワイヤレス充電器が便利だ。
最後はリセット
片方だけ充電できないケースはハードウェアの問題の可能性が高いので、あまり効果はないとおもうけど、Appleのサポートに連絡しても必ず言われるので、AirPodsのリセットをおこなってみよう。ケース背面のボタンを15秒間押して、ステータスランプがオレンジ色になるとリセットされる。
リセットされたら、iPhoneの近くで蓋を開けて再設定をする。
それでもだめならAppleサポート
これでも改善しない場合は、ハードウェア障害の可能性が高いので、Appleに連絡しよう。
連絡する際は、下記の情報をメモっておくと話が早い。
- 購入時期
- モデル番号(モデル番号とシリアル番号はAirPodsを接続しているiPhoneの「設定」→「情報」→「AirPods」)
- シリアル番号
- ファームウェアバージョン(最新のバージョンにしておく必要がある)
- リセットの有無
- 接続しているデバイス
- iPhoneのバージョン(最新のバージョンにしておく必要がある)
エアーダスターで掃除しても改善しない場合は、ハードウェアの障害の可能性が高いので、あまりいじらず、Appleサポートに連絡するほうが良いと思います。