タブレットから撤退
Googleがタブレットから撤退したそうだ。
GoogleのAndroidページからTabletカテゴリーが消えった。Androidのタブレット市場はHuaweiなどの格安タブレットとAmazon Fireぐらいしか目立たなくなっていたから、自然な流れではある。
筆者も4年前のタブレット「Xperia Z3 Tablet Compact」を使い続けている。
頻繁に使うわけではないタブレットに性能は求めていないから、4年前の製品でも過不足なく使えてしまう。この名機を開発したSONYはずいぶん前にタブレットから撤退している。
Appleの思惑、Googleの狙い
今でもタブレットに注力しているのはAppleだ。廉価版iPadも登場し、一社でタブレット市場を牽引している。
AppleはGoogleとは別の思惑がある。タブレットをスマートフォンの補完ではなく、Computerとして使われることを目指し、(明言はしていないが)将来的にはMacの代替を目指しているからだ。
Googleは、一時凍結を計画していたCromebookを存続させて、PCの座を奪おうとしている。事実、教育現場では成功を収めている。タブレットの利点である大型ディスプレイは大型化したAndroidスマートフォンが担うことになる。Androidタブレットの撤退は妥当な判断だ。
Googleが撤退したAndroidタブレットの跡地にAppleがiPadで占めることができるのか、大型化したスマートフォンが進出するのか注目だ。
<追記:2018/06/04>
今日になってGoogleはサイトを再び更新し、タブレット欄が復活した。ただ日本のサイトには、Huaweiなどの最新タブレットは紹介しておらず、旧モデルばかり並んでいて、やる気がありそうには見えない。