Appleの春イベントは?
毎年春にAppleは新製品発表イベントを行う。昨年はカラフルなM1チップ搭載iMac、M1搭載iPad Pro、Air Tagを発表した。
イベントがあることをAppleはまだ発表していないけど、製品のラインナップが増えた現状、秋のイベントだけでは全ての新製品を発表しきれないので、おそらくきっと春のイベントがあるはずだ。
何が発表されるか考えてみます。
iPad Air
iPad Airは2020年9月から新モデルが登場していない。同時に発表された無印iPadは一年後の2021年9月に発表されたのに、iPad Airはスルーされた。
発売されるとしたら、どんなスペックになるだろうか。iPad Airは、無印iPadとiPad Proの中間に位置するモデルだ。iPad ProはM1チップを搭載したiPadの中のハイエンドモデルで、無印iPadは廉価版モデルだ。現在発売の第4世代iPad Airは、フルスクリーンディスプレイを搭載し、第2世代のApple Pencilに対応している。
現行iPad Airが上位のiPad Proに劣るのは、デュアルカメラ、5G、M1チップ、ProMotionチップだ。デュアルカメラはiPad Proのアイデンティティみたいなところがあるので、iPad Airに追加できるのは、A14 Bionicチップのアップデート版と5Gか。
iPhone SE
現在発売されている第2世代iPhone SEは2020年4月にWebサイトで発表された。第2世代iPhone SEは、iPhone 8のボディにiPhone 11相当のスペックを搭載した製品だ。すでに販売してから、2年が経過しようとしている。そろそろ新モデルが発表されてもおかしくない。
では、新iPhone SEのスペックはどのようになるだろう。今までのiPhone SEには過去モデルのボディを採用されている。新型iPhone SEで使用されそうな過去モデルといえば、iPhone XかiPhone 12 miniか。ただ、iPhone SEは他のiPhoneより小さなサイズだ。iPhone XはiPhone SEというにはボディがちょっと大きい気がする。
iPhone 12 miniは現行iPhone 13 miniとデザインがほぼ同じだ。廉価版に位置するiPhone SEに現行モデルのデザインが使われると、ブランドイメージを毀損する可能性がある。
そう考えると、ボディデザインは変わらず、スペックだけ向上させるのか。iPhone 11からスペックアップするなら、iPhone 12相当の性能を搭載するかもしれない。
AirPods Pro
AirPods Proは2019年10月から新モデルが発表されていない。すでに2年が経過しており、現行のApple製品の中でも長生きの部類に入る。第3世代AirPodsが昨年の秋に発表されて、AirPods Proも遅れて登場しても不思議ではない。
では、新モデルはどのようなスペックになるだろう。まずはデザイン。より小型化すると思われる。マイク技術が発達しているので、現行の長いステムは不要になり、ステムが短くなるか、なくなるかもしれない。
スペックは、ロスレス。Apple Musicはロスレスに対応しているのにAirPods Proは非対応のままだ。対応するには、伝送方式を変更するしかなく、ハードウェアの変更が必要になるだろう。
次に健康機能への対応。ウェアラブルデバイスであるApple Watchは心電図や血中酸素を測定できるようになっているが、健康管理の基本である体温は測定できていない。手首では体温を測定しづらいからだといわれている。耳に装着できるAirPods Proなら体温測定は可能と思われる。ただ、センサーを付与すれば重量増、使用時間の短縮も予想される。
音楽鑑賞がメインであるAirPods Proに健康機能を付与するかは微妙な気もする。健康機能付きの「AirPods health」が登場するかも。
Appleゴーグルが登場?
新製品発表が予想されるモデルを見ていくと、そこまで大きな変更はない気もしてくる。小規模の変更のためにイベントを行なうとはちょっと考えづらい。
予想に反して大きな変更があるのか、それともAppleゴーグルのような全く新しいモデルが登場するのか、まずはイベント開催の発表を待ちたいと思います。