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AppleのVRゴーグルはなぜ発売されないのか。Homepodと同じパターンか

発売されないVRゴーグル

開発中と噂のAppleのVRゴーグルは、いつまで経っても発売されない。どうして発売されないのか考えてみます。

ブームになっていないVR

AR / VRという言葉を聞くようになって久しい。ゲームなどに使われるようになってきたが、一般人の間いでは人気になっていない。毎年VR元年といわれている気がする。

VRゴーグルは改良されてきたが、それでもどうしてもゴーグルを顔に装着するのは煩わしい。ゴーグルは高価だし、訴求するにもVRは装着しないと映像を体感できないのでアピールがなかなか難しい。

VRゴーグルの使い道として話題になったメタバースもいまいち盛り上がらない。

この状況でAppleがVRゴーグルを発売しても大幅に売れるとは考えにくい。VRゴーグルを買っても、対応したアプリやメタバースがなければ意味がない。市場が構築されていなければ、アプリ開発者も参入してこない。

昨年はメタバースがバズワードになっていたが、今年になってChatGPTに代表される対話型AIが爆発的に流行している。IT関係者だけではなく、一般人の注目を集めている。

メタバースに社運を賭けていたMetaでさえAIに注力すると発表したぐらいだ(引き続きメタバース事業も続けるとしているが)。

このような状況で慎重なAppleが新たなカテゴリーの製品を大々的に販売するとは思えない。

HomePodのような売り方

開発した製品をお蔵入りにしてしまえば、大きな損失になる。市場が盛り上がっていない現段階で、Appleは観測気球的にVRゴーグルを発売するのでは? AppleはインテリジェントワイヤレススピーカーとしてHomePodを高額で販売開始した。ライバルのAmazon EchoやGoogleの製品よりもはるかに値が張り、同じカテゴリーの製品とは言えなかった。

それでもあえてHomePodを販売して市場の動向を確かめてから、普及価格帯のHomePod miniを発売した(それでも大幅に売れているとは言い難いが)。

Appleの新製品というとiPhoneやAirPodsのように販売開始直後から人気で品切れになるイメージがあるが、HomePodのように価格が高く、数が出ない製品も出している。

VRゴーグルはアプリの対応も必要なので、まずは市場に出荷して、徐々に使えるアプリが増えてきて市場が暖まってきた段階で、普及モデルを発売するつもりなのではないだろうか。

IT関連のブログをほぼ毎日更新していますが、本業は高山環(たかやま かん)というペンネームで小説を書いています。
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