4年ぶりの買い替え
Apple Watch series 4からseries 8に買い替えた。Apple Watchは完成度が高いので、4年ぶりの買い替えにもかかわらず、ものすごい変化があったわけではなかった。
その中で、買い替えて分かった変化をご紹介します。
ディスプレイサイズ
44mmのseries 4からseries 8は45mmにディスプレイサイズが拡大した。画面縁まで表示できるようになったので、比較すれば違いはわかる。ただ、背景が黒い文字盤を使うことが多いからか、使用中に気づくことはほとんどない。
常時点灯
series 4とseries 8の最大の違いは、常時点灯機能だ。手首をひねらなくても画面を確認できるのは確かに便利だ。
真っ暗な画面を時計を腕に巻いているよりは、気分も上がる。画面を見ていない時は輝度が下がるので、暗がりでもそこまで目立たない。
買い替えて気づいたのは、常時点灯中でも輝度が下がっている時はサードパーティ製アプリの画面は更新されないことだ。「Be Focused Pro」というタイマーアプリでは秒数をカウントダウンしてくれるが、手首をひねられない時は画面が更新されないので、秒数は変わらないのだ。手首を捻ると、突然秒数が更新されることになる。このことを忘れてしまうと、現在の秒数を勘違いしてしまう。
反応速度
プロセッサが進化しているので、少しだけ反応が良く感じる。アプリの起動などはキビキビしている。ただ、iPhoneとの通信速度は変わっていないようで、リマインダーなどiPhoneからデータを取得する必要があるアプリはseries 4と速度はあまり変わらないような気がする。
サイクリング自動認識
series 4ではできなかったサイクリングの自動認識がseries 8だとできる。自転車で走っていると、サイクリングをしていると自動的に判別してくれる。
血中酸素測定
series 8では血中酸素を測定してくれる。睡眠中に装着していると、勝手に記録してくれている。たまに80%台が記録されることがあるので、どこまで信用できるのかよくわからないが、測定してくれている安心感はある。
コンパス
series 8にはコンパスが内蔵されている。かなり正確に測定してくれるが、使う機会は特になかった。徒歩でナビすると実感できるのだろう。
皮膚温センサー
series 8の新機能のひとつが「皮膚温センサー」だ。体温を測定できずに皮膚温の変化から排卵日を検知してくれる機能だけど、誰でも皮膚温の記録できると思ったけど、できなかった。
高速充電
series 8の充電ケーブルははUSB-C仕様になっていて、高速充電が可能になった。そこまで充電速度に困っていなかったので、あまりメリットは感じられなかった。
バッテリー
series 4とseries 8の違いではなく、4年間使ってバッテリーが劣化していたので、series 8に買い替えて、一日安心して使用できるようになったのは良かった。バッテリーの減り具合は新品だったseries 4と比べてあまり変わらないように思える。
思ったよりも変わらない使用感
4年ぶりに買い替えたけど、思ったよりも新しい製品を買ったフレッシュな感じはしなかった。最大の違いは常時点灯だ。キーボードを叩きながら、画面をみて時刻がわかるのは確かに便利だ(腕時計としては当たり前なんだけど)。輝度が下がった状態では画面が更新されないので、タイマーアプリ使用時は注意が必要だ。
6万円以上かけて買い替えた価値があったかは微妙だけど、バッテリー交換に費用をかけるよりはリセールバリューも考えると良い選択だとは思う。
ボディが小さいから限界があると思うが、今後新機能を付与していかないとApple Watchの買い替え需要は増えていかない気もする。
来年あたり大きな変更があるかもしれない。