Apple Watch series 7と新型Apple Watch 8
新型Apple Watch「Apple Watch series 8」(以下、series 8)が発売された。だけど、性能は前モデルであるApple Watch series 7とはあまり違いがない。
だったら、高価なseries 8ではなく、安価なseries 7でもいいんじゃないかと検討している人もいると思う。
series 7を買っても問題がないのか比較します。
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ケースサイズ
- Apple Watch series 7:41mm、45mm
- Apple Watch series 8:41mm、45mm
series 8はseries 7と同じ41mmと45mm。まったく変わらない。
ボディの特徴
- Apple Watch series 7:IP6X等級認証の防塵性能
- Apple Watch series 8:IP6X等級認証の防塵性能
series 7と8は両方ともIP6Xレベルの防塵に対応。series 7はApple Watchとしては初めてIP6Xに対応したので、それ以前のモデルは非対応。
ディスプレイ
- Apple Watch series 7:常時表示Retinaディスプレイ。最大1,000ニトの輝度
- Apple Watch series 8:常時表示Retinaディスプレイ。最大1,000ニトの輝度
ディスプレイ性能も同じ。最大輝度も変わらない。
耐水性能
- Apple Watch series 7:50m
- Apple Watch series 8:50m
耐水性能も同じ。
バイタル測定
- Apple Watch series 7:血中酸素、心拍数、心電図
- Apple Watch series 8:血中酸素、心拍数、心電図
バイタル測定のセンサーも変わらず。
周期記録
- Apple Watch series 7:なし
- Apple Watch series 8:皮膚温センサー
series 7は皮膚温センサーが非搭載。series 8は皮膚温センサーで体温の変化を測定し、排卵日を推定することができる。これにより、自動的に生理の周期を記録する。
男性でも体温を測定できるらしい。
SOS
- Apple Watch series 7:転倒検出、海外における緊急通報
- Apple Watch series 8:転倒検出、衝突事故検出、海外における緊急通報
series 8は、新しい機能である衝突事故検出に対応している。新しくなった高重力加速度センサーによる機能だ。
series 7には衝突事故検出機能はない。
GPS・コンパス
- Apple Watch series 7:GPS
- Apple Watch series 8:GPS
series 7とseries 8の性能は変わらず。ウェイポイントとバックトレース機能もwatchOS 9にアップデートすればseries 7でも使える。
セルラーモデル
- Apple Watch series 7:国際ローミングに非対応
- Apple Watch series 8:国際ローミングに対応
series 8は国際ローミングに対応している。series 7は非対応。 Cellularモデルではないともちろん意味がない。
バッテリー
- Apple Watch series 7:最大18時間、高速充電
- Apple Watch series 8:最大18時間、高速充電
series 7とseries 8両モデルともバッテリー持続時間は最大18時間。高速充電にも対応。
チップ
- Apple Watch series 7:S7、W3、U1
- Apple Watch series 8:S8、W3、U1
series 7はS7チップ、series 8はS7チップを搭載しているが、性能は変わらないといわれている。
Wi-Fi
- Apple Watch 7:802.11b/g/n 2.4GHz、5GHz
- Apple Watch 8:802.11b/g/n 2.4GHz、5GHz
両モデルともWi-Fi性能は変わらず。
Bluetooth
- Apple Watch 7:Bluetooth 5.0
- Apple Watch 8:Bluetooth 5.3
series 8は最新のBluetooth 5.3に対応。series 7は5.0。発表当初はseries 8も5.0と発表されたが、のちに修正された。
素材
- Apple Watch 7¥:アルミニウム、ステンレス、チタニウム
- Apple Watch 8:アルミニウム、ステンレス
series 7のみチタニウムモデルがある。Ultraがチタニウム仕様なので、series 8からはチタニウムボディが省かれた。軽量で小さなチタニウムモデルが欲しかったら、series 7を選ぶ必要がある。
カラー(アルミニウム)
- Apple Watch 7:アルミニウム5種類、ステンレス3種類
- Apple Watch 8:アルミニウム4種類、ステンレス3種類
series 7にあったブルーとグリーンがなくなり、series 8ではシルバーが復活した。series 8は無難なカラーが多い。
ステンレスは両モデルとも同じ3色。
series 7にはスペースブラックのチタニウムボデイがあった。チタニウムボディのUltraは一色のみなので、スペースブラックのチタニウムボディがほしい人はseries 7をえらぼう。
まとめ
Apple Watch 8にあってseries 7にない主な機能は、こちら。
- series 7にない機能:皮膚温センサー、衝突事故検出、国際ローミング、Bluetooth 5.3
これらの機能が必要かどうかがseries 7とseries 8を選ぶ目安になる。
逆にseries 7にしかないのは、チタニウムボディと、ブルー・グリーンカラーのアルミニウムボデイ。
価格差は、Amazon調べ(2022/09/24現在)で1万円の差があった。
- series 7 GPSモデル(45mm):49,980円(税込)
- series 8 GPSモデル(41mm):59,800円(税込)
この機能差に一万円が出せるかと考えると、大抵の人はseries 7で良いと考えそうだ。ただリセールバリューは最新のseries 8の方が良いので、短期間で買い替える人はseries 8を買っても総合的な価格差はそれほど大きくないかもしれない。