Evernoteは新技術対応に貪欲
メモアプリとして筆者はEvernoteを十年間使っている。Evernoteの良いところは、新しい技術を貪欲に取り込むところ。Apple Watchへの対応も素早かった。小さなディスプレイで使われなかったからか、Google Mapなど多くのアプリがApple Watch対応を取りやめたが、Evernoteは今でも対応している。
Apple WatchのEvernoteで使える機能を5つ紹介します。
Apple WatchのEvrenoteでできる4つの機能
Apple Watchの小さなディスプレイでできることは非常にシンプル。音声での入力と情報参照だ。
音声入力
音声で入力した情報が文字として記録できる。なぜかiPhone純正アプリ「メモ」はApple Watchに対応していないので、ちょっとしたメモを取るのに便利。
- Apple WatchでEvernoteを立ち上げて「+」をタップする
- 音声入力画面に移動する。Apple Watchに向かって話すと音声を文字に変換してくれる。筆者の環境だと、たまに変換した文字が表示されないことがあるが、続けて発話すると画面に文字が表示される。音声入力が終わったら「完了」を押す
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今入力した情報が「本文」に記載されている。「タイトル」をタップすると、ノートの「タイトル」を音声入力できる
- 左下の「時計マーク」をタップするとリマインダーが設定できる
- 登録する「ノートブック」やタグは選択できない
音声録音
音声録音もできる。文字情報に変換されず、MPEG4の音声ファイルとして録音される。
- Apple WatchでEvernoteを立ち上げて「マイク」をタップする
- Apple Watchのマイクに向かって話す
- 終わったら、画面下部の録音停止ボタンをタップ
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こんなタイトルのノートができる。Apple Watchでは録音したファイルを再生できないので、iPhoneかPCで聴くことになる
ノートを参照
Evernoteで参照できるのは、「最近作成したノート」と「ショートカット」。筆者の環境だと、なぜか英字で「Refently Updated」「Shortcut Notes」と表記される。「ショートカット」は「最近作成したノート」の後ろにある。
検索機能
最初の画面には「検索アイコン」はないが、画面を強く押すと検索アイコンが現れる。
- Evernoteの画面を強く押して、「検索」アイコンをタップする
- 音声入力とジェスチャー入力が用意されているが、ジャスチャー入力は、なぜか使用できない。画面下の語句は、以前に入力した検索文字?だと思われるが、変更できない。マイクボタンをタップ
- 音声入力画面になったら、Apple Watchのマイクに向かって発話して、完了。「検索中」の画面になり、暫くすると検索結果が表示される
シンプルで十分な機能
多機能ではないが、入力、参照、検索というメモアプリで必要な3つの機能は用意されている。外出先でちょっとしたメモを入力したり、備忘録を参照するのにiPhoneを使わずできるのは非常に便利。
すべての情報をクラウドに集約しているEvernote使いは、Apple Watchとアプリの導入を検討しても良いだろう。