睡眠管理機能を搭載?
今月のイベントでApple Watchに睡眠管理機能を搭載する発表をAppleが行う噂が出ている。睡眠管理機能は、寝ている間のいびきや寝返りなどを測定し、質の高い睡眠ができているか判定する機能だ。ナイトモードと連動して通知をオフにするのはもちろん、目覚ましを振動だけにするなど、睡眠時にApple Watchを装着できる仕組みを整えているらしい。
この噂が本当なのか検証してみます。
充電問題は?
睡眠を管理する機能は、Fitbitなど他のウェアラブルデバイスの定番機能で、Apple Watchでも外部アプリがいくつもでている。
だが、Apple Watchでは今まで標準機能として睡眠管理機能はなかった。現在のApple Watchのバッテリーは最大18時間しか保たないので、寝ている間に充電するのが基本的な使い方だからだ。
今回、睡眠管理機能を搭載するのは、この充電問題が解決したのだろうか。
ヒントは発表時期
充電問題をどのように解消したかのヒントは、イベントで発表する点にあると思う。噂によると睡眠管理機能は新型だけではなく、旧型のApple Watchでも利用できるそうだ。新しいOSであるwatchOS 6に新機能として搭載されるのだろう。だとしたら、WWDCのwatchOSの発表時に説明すればよかったはずだ。
そうしなかったのは、秋に発表される新型Apple Watchに充電問題を解消する機能を付加しているからだろう。
バッテリー増量や、新しいプロセッサによる省電力化が行われている可能性もあるが、それでもApple Watchのバッテリーが数日保つようになるとは考えられないし、バッテリー使用時間が伸びても、いつかは充電しないといけない。
現在のApple Watchは、100%充電するのに約2時間かかる。この充電時間を短縮できれば、入浴中などちょっとした時間で充電を完了することができる。新しいApple Watchには急速充電機能が搭載されるかもしれない。
急速充電が目玉?
新型Apple Watchの目玉は急速充電機能の可能性はある。そう言えるのは、新しいiPhoneにはバッテリーシェアリング機能が搭載されるからだ。現状のApple Watchは標準のQi充電ではなく、特殊な電波によって通信できた充電器しか利用できない。
新型iPhoneにも電波を発する装置が搭載される可能性もあるが、この機会にApple Watchの充電方式が変更になる可能性はある。
新型iPhoneのバッテリーシェアリング機能は、iPhone同士の充電も可能で、iPhoneは最大7.5Wで充電できる。Apple Watchのワイヤレス充電のワット数は不明だが、新型Apple Watchは今まで以上の急速充電に対応しているかもしれない。
それによってApple Watchの充電時間が短縮できれば、睡眠管理機能を使えるようになる。
目玉が少ないと言われる新型Apple Watchだが、急速充電機能が搭載されれば、新しいApple Watchの売りになる。