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楽天モバイルが店舗を閉める理由

閉店する楽天モバイルショップ

正式発表はないが、楽天モバイルのショップを大量に閉店しているという報告が上がっている。急速に店舗が増やしてきたが、ここにきて、どうして楽天モバイルはショップをやめているのか考えてみます。

携帯ショップは減っている

楽天モバイルに限らず、ここ半年で街中にある携帯ショップは減ってきている。ahamoやPovoはネット専売プランなので、ショップでは申し込めないしサポートもできない。当然ショップは不要だ。携帯電話事業にとって、ショップの運営コストはかなり負担になっていて、格安プランを維持するためには、コスト削減が必須になっている。

キャリア直営の携帯ショップは案外少なく、フランチャイズ経営がほとんどだ。キャリアが支払うショップの支援金はバカにならない。

高コスト体質だった既存キャリアがコストを下げようとしている中で、低価格を売りにしてきた楽天モバイルにとってショップの運営コストは負担になっている。

巨額の赤字を計上し続けている楽天モバイルにとって、コスト削減は大きな課題だ。黒字化するために、楽天モバイルはショップを減らし続けているわけだ。

売上は伸びる?

ショップが減ると、新規申し込みが増えにくくなる。ネット申し込みが主流にはなっているが、ネットに不慣れな中高年に契約してもらうにはショップの存在は不可欠だ。

新しいキャリアである楽天モバイルは新規契約者を増やす必要があり、そのためにショップを全国各地に作り続けた。

だが、コスト削減のためにショップを減らしてしまえば、今後契約者が増える可能性も減らすことになる。

赤字の楽天モバイルはコストを減らして黒字化しなければならないが、売上が増えなければ回線維持費などの固定費を上回れず、今後も赤字が続くことになる。

また、楽天モバイルが店舗を増やしたのはここ一年のことなので、開店してすぐに閉店したショップも珍しくない。当然初期投資は回収できないし、直営ではない店舗では販売代理店との関係も悪くなる。

そんなリスクはもちろん承知だが、それでもコスト削減しないとならないほど今の楽天にとって赤字が経営の重荷になっているのかもしれない。

IT関連のブログをほぼ毎日更新していますが、本業は高山環(たかやま かん)というペンネームで小説を書いています。
ブロックチェーンなどITを題材とした小説の他に、ミステリー、恋愛物、児童文学など様々なジャンルの作品を取りそろえています。
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