Apple TVにTVerアプリがない
ネットで地上テレビ番組が視聴できる「TVer」はすっかりメジャーになった。毎週約500番組が配信されていて、月間再生回数が1億回を超えた。
スマホやPCのWebに対応しているTVerを大画面テレビで見ることもできる。
BRAVIAなどAndroid TV機能を内蔵したテレビであればTVerもアプリで視聴可能だ。他にもFireTV StickにもTVerアプリが提供されている。
ところが、Apple TVにはTVerアプリが提供されていない。どうしてApple TV向けアプリがないのか公式の説明はないが、Fire TVよりもユーザー数が少ないのが理由の一つと思われる。セールだと2480円で購入できるFire TVに比べて、Apple TVは一番安いモデルで5933円と2倍以上する。設置場所とHDMIケーブルが必要なApple TVに比べて、HDMIポートに直挿しできるFire TVの方がセットアップも簡単だ。
Apple TVよりお手軽でユーザー数が多いFire TV向けの開発を優先していると思われる。
Apple TVでTVerを視聴する方法
Apple TVにTVerアプリが提供されていないもう一つの理由が、iPhoneから画面ミラーリングができるからだろう。Apple TVがあれば、iPhoneの画面をテレビ画面へ転送できる。この方法を用いれば、TVerアプリがなくてもApple TVでTVerを視聴できる。
- iPhoneの画面右上から下へスワイプしてコントロールセンターを開く
- 左中央画面ミラーリングのアイコンをタップ
- 「Apple TV」をタップ
- Apple TVが起動して、iPhoneの画面がテレビに表示される。iPhoneでTVerアプリを起動すれば、テレビでTVerを視聴できる。
iPhoneで操作できるのは便利
iPhoneの画面ミラーリングでApple TVに表示すると、手元のiPhoneで操作できるのが便利だ。ただ、環境にもよるが画面ミラーリングは反応が少し遅い。
もしも、Apple TVにTVerアプリがあれば反応が良いし、Apple TV単体で視聴できる。
今後TVerがさらに一般的になるためには、Apple TV向けTVerアプリを出してほしいし、Appleももっと安価なApple TVを発売してほしい。