新型iPad、iPad Pro、Apple TV 4K!
本日、新型iPad、iPad Pro、Apple TV 4KをAppleは発表した。発表イベントはなく、Webサイトだけでの発表だった。
発表内容を見た感想を過去モデルと比較しながら記します。
新型iPad
新型iPadは10世代目になり、かなりの大幅変更となった。
主な違いはこちら。
- ホームボタンの廃止
- ディスプレイサイズの拡大(10.2インチから10.9インチ)
- 12MP広角カメラ(以前は8MP)
- USB-Cコネクタ(以前はLightning)
- 5G対応
- トップボタンによるTouch ID(以前はホームボタン)
- Magic Keyboard Folioに対応
- A14チップ
- 鮮やかな4色ボディ
- Wi-Fi 6対応
- Bluetooth 5.2
結構多かった。1番の特徴はホームボタンの廃止によるフルスクリーンディスプレイだろう。
これによりiPad Airに限りなく近いスペックとなった。iPad Airとの主な違いは、M1チップ搭載と第2世代Apple Pencil対応だ。
第2世代Apple Pencilを使いたい人はiPad Airという感じ?
新型iPad Pro
新型iPad Proは無印iPadと違い、変更点は控え目。主な違いは、M2チップとBluetooth 5.3への対応だ。
前モデルでApple siliconを初めて搭載したから、今年はマイナーアップデートに留まっている。性能より驚くのは価格で、12.9インチの最低価格は172,800円!
過去のタブレットのイメージから逸脱し、Note PCとしても高価な価格だ。M2搭載のMacBook Airより高い。
新型Apple TV 4K
Apple TV 4Kは2年ぶりにアップデートされた。
主な変更点は、A15チップ、HDR10+への対応、Wi-Fiモデルの存在かな。Bluetoothはなぜか5.0のまま。Siri Remoteが旧モデルのままだからかな。
筐体は少しだけ変わり、ファンレスになった。ファンの音に悩まされることはなかったと思うけど、ノイズが減るのは嬉しいところ。
Wi-FiモデルはEthernetポートが省かれて、ストレージ容量が64GBで、Ethernetモデルより4,000円安い。あっ、Wi-FiモデルはWi-Fi 6に非対応だ(EthernetモデルはWi-Fi 6に対応)。Ethernetポートがないんだから高速無線規格に対応してほしかった。
訂正:両モデルともWi-Fi 6対応でした。
前モデルはストレージ容量の違いで2モデルあったのが、ストレージ容量が少ないモデルからEthernetポートが省かれたともいえる。
64GBとはいえ、Wi-Fiモデルは20,000円を切って、少しだけ買いやすくなった。
Amazonや他社製品と比較してまだ高いので、HDMLポートに突き刺すような安価なモデルがほしかったが、Appleとしては他社と同じ土俵に乗りたくないのだろう。
注目はiPad
注目は大幅にアップデートされたiPadだろう。初代からあったホームボタンを捨てたことで、モダンでカラフルなタブレットPCに進化した。
スペックがかなり近寄ってきた(一部性能は上回っている)iPad Airより、24,000円安いのは嬉しいところだ。第2世代Apple Pencilはいらない、M1チップほどのパワーは不要という人は無印iPadを選ぶべきだろう。
ただ、最近は新製品が登場するたびに言われているけど、やはり高い。無印iPadはエントリーモデルのはずだけど、最低価格は68,800円。これは64GBの価格で、ステレージを増やすと256GBで92,800円になる。
無印iPadって、ちょっと前までは3万円代だったのに、2倍近い価格になってしまった。まあ、iPad Airに近い性能なのだから仕方がないともいえるけど、安いタブレットPCが欲しい人はどうしたら良いのか。
そういう意見が出るのを考慮してか、Appleは前モデルであるiPad(第9世代)をカタログに残している。こちらの最低価格は49,800円。ギリギリ許容できる範囲の価格かな。
iPad Proに関しては、M2チップといい価格といい、まさにPro仕様で、画像処理をガンガンに使う人向けで指名買いする製品だと思う。だって、M2搭載のMacBook Airより高いんだから。
Apple TV 4Kは、すでに持っている人が買い替える必要はないでしょう。これから買おうという人は買って損しないモデルだと思う。最近のApple製品としては珍しくWi-Fiモデルは過去モデルより値下げになっている(前モデルにあったEthernetポートはないけど)。
円安ドル高の傾向はまだ収まっていないので、高くても欲しい人は早めに買ったほうが良いかもしれません。