watchOS 5の新機能・変更点
watchOS 5がリリースされました。アスリート向け機能や新しいコミュニケーションの方法など豊富なアップデートになっています。
しかし、watchOSのアップデートは時間がかかりますね。iOSのアップデートを最初に行わないといけないし。
watchOS 5の機能を解説していきます。
文字盤
新しい文字盤
アニメーション系の文字盤が追加されました。手首を上げるか、画面をタップすると動き出します。
呼吸も3つのアニメーションに増えました。
文字盤「写真」に「メモリー」が選べます。「メモリー」は自動的に作られるアルバムです。
予想通り、情報量いっぱいの新しい文字盤「インフォグラフ」はApple Watch series 4限定で、他のApple Watchでは選べません。
「文字盤」に新色
文字盤「Siri」にグレイが追加されました。macOSのダークモードみたいで、いい感じです。
ワークアウト
ワークアウト自動検出
走ったり、運動したりしているとApple Watchが「ワークアウト」をしていると自動検出して通知してくれます。通知前の走行距離も合わせてカウントします。
走る前にアプリを開始するのは意外と面倒なので、便利な機能ですよね。
設定は、iPhoneの「Watch」アプリ→「設定」→『ワークアウト」→「ワークアウトの開始を通知」
早速試してみました。走りはじめて500mぐらいして「通知」が届きました。ただ、あとから記録を見ると通知の届いた場所がスタート地点になっていて、それまで走った距離はカウントされていませんでした。要検証ですね。
しばらく停止しないでおきましたが、「ワークアウトの停止」の通知は届きませんでした。
直近1キロの平均ペースを表示
直近の1キロの平均ペースを表示してくれます。ランナーにとっては待望の機能です。今までは現在のペースは表示されましたが、ランナーとしては直近1キロが自分のペースで走れているかどうか知りたいです。
ペースの通知
「ワークアウト」の「ランニング」で目標ペースより速かったり、遅かったりすると知らせてくれます。
設定方法は、「ワークアウト」→「ランニング」の右上をタップ→「ペースの通知を設定」→「目標ペース」を選択。
5つの表示項目
「ワークアウト」中の表示項目が1つ増えて5つになりました。結構画面ギチギチで、ディスプレイサイズが大きいApple Watch 4の登場が待たれます。
「ワークアウト」によって選べる表示項目は異なります。
表示する項目を変更するには、iPhoneの「Watch」アプリ→「設定」→「ワークアウト」→「ワークアウト表示」→「複数の測定基準」。
1分毎の歩数を表示
「ランニング」の「ワークアウト」に「1分毎の歩数」を表示できます。「SPM」はStep Per Minuteのことで、正しいフォームを確認するために気にするランナーは多いです。
「成果」から「バッジ」へ
ワークアウトを達成するともらえた「成果」が「バッジ」に変更。バッジのほうが直感的でわかりやすいですね。
「競争」の追加
「共有」している友達と7日間の競争を完了するともらえるバッジ。
「ヨガ」の追加
「ワークアウト」に「ヨガ」が追加されました。
「ハイキング」のアップデート
「ワークアウト」の「ハイキング」が進化し、高度を表示できるようになりました。
Siri
「Hey Siri」は不要
手首を上げて画面が点灯したときに話しかけるとSiriが応対してくれます。「Hey Siri」と言う必要はありません。「今日の天気」や「次の予定」など、かなり精度が高く認識してくれます。
画面が最初に点灯したときだけ反応するので、いつでもSiriが応対してくれるわけではないです。
Siriの応答を音声で聞く方法が選択できます。「常にオン」にすればApple Watchのスピーカーから声が出ます。
Siriの改善
文字盤「Siri」が改善され、「プレイリストの再生」などを提案してくれるそうですが、再現できませんでした。
インターフェイス
どこでも「通知」
文字盤以外の画面でも「通知」を確認できます。画面上部を長押しすると、画面に取っ手(?)が現れるので、下にスワイプ。
どこでも「コントロールセンター」
「通知」同様に、どの画面からでも「コントロールセンター」を呼び出せます。画面下部を長押しして、上にスワイプ。
「コントロールセンター」の編集が可能に
「コントロールセンター」に一番下の「編集」をタップすると、アイコンを移動できます。AirPlayって、前からありましたっけ?
アプリの変更点
心拍数の通知
高心拍数と低心拍数を検知して通知してくれる機能。両方ともしきい値を自分で設定できます。
「天気」アプリの変更
「天気」アプリにUV指数、風速が追加されました。
7日間予報が、10日間に増えています。文字盤をタップすると「降水確率」「天気」「温度」に変更できます。今までは、強く押さないと変更できませんでした。
新しいアプリの追加
トランシーバー
トランシーバーを起動すると、連絡先を選んでトランシーバーっぽく話すことができます。画面をタップした状態のときだけ、こちらが話せます。
相手がApple Watchを持っていないと使えません。Facetimeは使えず、トランシーバーで話したいシチュエーションがありますかね。たぶん、使わないでしょうね。
ポッドキャスト
Apple Watchがポッドキャストに対応しました。
設定方法は、iPhoneの「Watch」アプリ→「Podcast」
再生したエピソードはApple Watchから自動的に削除されるので、無駄に容量を食うことがありません。
その他の変更点
HTMLの表示
今までテキストしか表示できなかったApple WatchがHTML表示できるようなりました。
今まではテキスト変換されたメールをHTMLの画像付きで表示できます。読み込むのにしばらく時間がかかるので、昔のパソコンみたいです。
Wi-Fiの設定
Apple Watch単体でWi-Fiの設定ができるようになりました。Wi-Fiのパスワードはジェスチャーで入力します。このインターフェイスが無駄に格好いいです。
「再生中」アイコンの表示
音楽を再生中だと画面上部に「再生中」のアイコンが表示されます。アイコンをタップすると「再生中」の画面が開きます。
「再生中」アプリと「ミュージック」アプリのややこしさは解消していないですね。