iPhoneが遅い!?
使っているとiPhoneの挙動が遅くなることがある。そんなに古くないモデルでもいきなり動きが遅くなり、タップしてもスワイプしても反応が悪い。
iPhoneの動きが遅いときの対処法をご紹介します。
- iPhoneが遅い!?
- 再起動
- 最新のOSにアップデート
- バッテリーの状態を確認
- ストレージ容量不足
- Safariのキャッシュ
- 「視差効果」と「透明度」をオフ
- ネット回線を確かめる
- 最終的には初期化と買い換え
再起動
PCの頃から定番の対処法。とにかく挙動がおかしくなったら、まずは再起動。iPhone X以降の再起動の方法は、こちら。
- 一方の音量ボタンとサイドボタンを長押しする
- 「スライドで電源オフ」の電源マークを右スワイプ
- 30秒経過したら、サイドボタンを長押しする
最新のOSにアップデート
古いOSを使用しているなら、最新のOSにアップデートしよう。
- iPhoneの「設定」を開く
- 「一般」→「ソフトウェア・アップデート」をタップ
- 最新のOSが表示されたら、「ダウンロードしてインストール」
- ダウンロード後、パスコードを入力するとインストールされる
バッテリーの状態を確認
iPhoneはバッテリーが劣化すると、性能を自動的に抑える機能がある。パフォーマンス性能を抑えることで、急なシャットダウンを防ぐためだ。
バッテリーが原因でシャットダウンが起きると、パフォーマンス管理が適用される。パフォーマンス管理がオンかどうか、わかりづらいけど、「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態」の「ピークパフォーマンス性能」で確認できる。
パフォーマンス管理がオンの場合、このようなメッセージが表示されている。
パフォーマンス管理をオフにするにはメッセージ末尾の「無効にする」を選ぶ。ただ、iPhoneが電力供給が不安定だと判断しているので、今後突然のシャットダウンなどの不具合が発生する危険性がある。
頻発するようなら、バッテリーを交換した方が良い。
ストレージ容量不足
ストレージ容量がいっぱいになると、iPhoneの動作が遅くなることがある。iPhoneの「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」をタップすると、ストレージ容量の状況がわかる。
iPhoneがストレージ容量を節約する方法を「おすすめ」してくれる。まずは、これらを実行しよう。それでもストレージの空き容量が確保できないなら、写真、動画など容量が圧迫しているコンテンツを削除しよう。
Safariのキャッシュ
Safariの動作が遅い時は、一時ファイルであるキャッシュが溜まっている可能性がある。
「設定」→「Safari」→「履歴とWebサイトデータを消去」をする。この作業を行うと、過去訪問したサイトのデータが消去されるので、履歴を参照することができなくなるので、注意。
「視差効果」と「透明度」をオフ
最新OSを使っていて、バッテリー、ストレージ容量にも問題がない場合でも、古いiPhoneだと動作が遅く感じることがある。OSがアップデートされると、過去のOSよりマシン負荷が高くなっていることがあるからだ。
その場合は、「視差効果」と「透明度」をオフにすることで動作が少し機敏になる。この2つは描写のための機能なので、根本的な操作には影響ない。
「視差効果」と「透明度」をオフにする方法
- iPhoneの「設定」を開く
- 「アクセシビリティ」→「動作」をタップ
- 「視差効果を減らす」を「オン」にする
- 「アクセシビリティ」に戻って、「画面表示とテキストサイズ」をタップ
- 「透明度を下げる」を「オン」にする
ネット回線を確かめる
Webページへのアクセスなどネットに繋がらないと受けられないサービスが遅い場合は、iPhone本体ではなくネット回線が遅い場合がある。
外出先ではモバイル通信の速度低下が考えられるので、アンテナの本数を確認する。速度が遅いと感じたら、Safariのアドレスバーに「スピードテスト」と入力して、「速度テストを実行」して回線速度を確認しよう。
Wi-Fiに繋がっているようなら、Wi-Fiをオン・オフにしてみよう。速度が出ていない公衆インターネット網に繋がっている可能性がある。
自宅でよくあるのが、2.4GHzに繋がっているケースだ。通常は5.0GHzに接続して使用している場合、2.4GHzに繋がるとネット速度が遅くなることがある。その場合、5.0GHzに接続しなおそう。2.4GHzを使っていないなら、iPhone上から2.4GHzのアクセスポイントを削除してしまおう。「設定」→「Wi-Fi」でWi-Fiネットワークの横にあるマークをタップして削除する。
最近バッファローやNECのルーターには、「バンドステアリング」という機能がある。これは、回線状況に応じて2.4GHzと5.0GHzを自動で切り替えてくれる機能だ。1つのSSIDで2種類の周波数が使えるのは便利だけど、これがたまにうまくいかないことがある。電波が届きにくい場所だと5.0GHzより、遠くまで繋がる2.4GHzに接続した方が速度は出るが、ルーターの近くに移動しても2.4GHzに繋がったまま5.0GHzに戻らないことがある。
この現象が起きているようなら、バンドステアリング(またはバンドステアリングLite)をオフにしよう。
最終的には初期化と買い換え
これだけの作業をしても挙動に満足できないようなら、初期化するしかない。ただ、iOSはアプリ間での問題が起きにくいOSなので、iPhoneを初期化しても動作が改善するとは限らない。むしろ、アプリの再設定に失敗するリスクが生じる。
古いモデルを使っているようなら、買い替えを検討するのも1つの手段だ。3代目iPhone SEは最新プロセッサを搭載している割には比較的安価なので手が出しやすい。
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