新型iMac発売
Appleは春のイベントで発表したM1チップ搭載の新型iMacを5月21日に発売する。
昨日から出始めたレビュー記事で改めて性能とデザインを確認すると、新型iMacがどんどん欲しくなってきた。
筆者は、1995年のWIndows 95発売日にFM-Vを購入して以来、個人ではデスクトップPCを買ったことがない。26年間WindowsとMacのノートブックしか使ってこなかった。
改めてデスクトップパソコンを使う意義を考えます。
画面が大きい
デスクトップPCは基本的にノートPCよりディスプレイサイズが大きい。iMacは24インチディスプレイに、4,480 x 2,520ピクセル解像度を表示できる。16インチMacBook Proは最大2,048 x 1,280なので、4倍以上の解像度だ。ピクセル数が多ければ、画面を広く使えるので、一画面の情報量が増える。Wordを使う時は、より多くの文章が俯瞰して表示できるので、文章の上下の繋がりを確認しながら書くことができる。
画面を開ける必要なし
ノートPCは通常ディスプレイを閉めているので、使うときには「開ける」作業が必要になる。デスクトップPCはディスプレイが常に使える状態になっているので、開ける一手間が不要だ。
ノートPCもディスプレイを開けっぱなしにすれば手間がいらないけど、ディスプレイを閉じることでスリープに入るし、開けっ放しだと引っ掛けて落としてしまったり、飲み物をこぼしてしまう危険性がある。
デスクトップPCにも同様の危険はあるが、もしも飲み物をこぼしても、キーボードだけの被害で済む。
目線が高くなる
ディスプレイが高い位置にあるので、目線が高くなる。ノートPCはデイスプレイが低く俯く体勢になるので、目が疲れ肩が凝る。
性能が高い(一般的には)
一般的にはデスクトップPCの方が性能が高い。ただ、iMacはMacbook Airと同じM1チップを搭載しているので、性能はほとんど変わらない。IntelやAMDでは当たり前だったデスクトップの方が高性能という常識がM1チップからは通用しない。
持ち運べない
ここからはデスクトップPCのデメリットになるが、一番のデメリットは持ち運べないことだ。デスクトップPCはバッテリーを内蔵していないので、電源がないと使えない。移動させるときは電源を落とさないといけない。
デスクトップPCは動かさないのが前提なので仕方がないけど、ノートPCに慣れると停電を考えると不安ではある。
場所を取る
デスクトップPCは場所をとる。ディスプレイとキーボードが離れているし、マウスを使うスペースもいるのでデスクを占める面積が大きい。
パームレストがない
デスクトップPCのキーボードはパームレストがないので、手を置く場所がない。
キーボードを変えられれば良いが、iMac専用キーボードはTouch IDがあり、他のキーボードに変えてしまうと魅力が半減する。
マウスを使いたい人ならいいが、トラックパッドを使う人は、トラックパッドを別途購入しなければならない(iMacはマウスをトラックパッドに+5,000円で変更できる)。
トラックパッドはキーボード横に置いて使うことになるので、キーボードから手を離さないとトラックパッドを操作できない。
割高
iMacはMacBook Airより価格が高い。ディスプレイサイズが大きいからというのもあるが、ノートPCと比べて、デスクトップPCはワイヤレスキーボードにワイヤレスマウスと付属物が多いので、その分コストがかかる。
欲しいけどどうしよう
iMacは画面が大きく、4.5K Retinaディスプレイは魅力的だ。M1チップなので性能は折り紙つき。つい欲しくなってしまう。
ただ、場所を取ることと、当たり前だけど持ち運びができないので自宅しか使えない。今使っているMacBook Proを持ち運び用にすればいいのだけど、筆者のMacBook Proは2017年モデルなので、現在のM1チップより性能はかなり低い。どうせなら常時どこでもM1チップ搭載のMacを使いたい。
設置場所の問題もある。今使っているデスクがノートPC用なので幅が狭いタイプだ。VRで試してみてもiMacがギリギリ置けるスペースしかない。
やっぱり、いつでも使えるMacBookがいいかな。現在販売しているMacbookシリーズは、ボディデザインがインテル搭載時代と同じ筐体なので、今回のiMacのようにM1チップを生かしたデザインではない。M1チップ搭載した新しいデザインのMacBookが出るまで様子見たいと思います。