新型AirPods 2の噂
3月後半のイベントでAppleが発表するといわれる新型AirPods 2の新しい噂がでている。AirPods 2のワイヤレス充電はスピードが速く、約15分で0%から100%まで充電できるという。今回の報道のソースは、こちら。
- 約15分で100%までワイヤレス充電が可能
- 本体サイズは少し大きくなる
- Apple Pencil 2っぽい仕上げ
本当なのだろうか。検証してみます。
高速すぎるワイヤレス充電
初代AirPodsケースのバッテリー容量は398mAh。2代目も同程度のバッテリーか少し大きいと思われる。
iPhone XSのバッテリー容量は2658mAhで、ワイヤレス充電速度は最高7.5W。iPhone XSは0%から約1時間半で50%まで充電、100%充電されるまでは約3時間半かかる。
AirPodsのバッテリー容量はiPhone XSの約15%。仮にiPhone XSと同速度でワイヤレス充電できると仮定すると、AirPodsの満充電には約30分かかる計算になる。
15分での満充電がかなり高速だとわかる。新型AirPodsは15Wのワイヤレス充電に対応しているのだろうか。小型なAirPodsを急速充電すれば本体がかなり発熱するので、iPhoneよりも高速化は難しい。
一般的に100%に近づくほど充電速度は遅くなる。電圧を細かく調整する可能性があるからだ。現行AirPodsが15分で50%近く充電できるので、100%近くは充電できるだろうが、100%の充電は難しいと思う。
本体サイズの大型化?
これは可能性が高いだろう。ワイヤレス充電機能を内蔵すれば現行ケースのサイズが少し大きくなるのは理解できる。イヤホンは現行と同じ形状と思われる。iPhone付属のイヤホンやApple Watchがそうだったように、身につけるデバイスの形状をAppleは容易に変更しない。AirPodsのイヤホンはとても小さいので変更できる余地も少ない。
Apple Pencil 2ような仕上げ?
Apple Pencil 2はマット仕上げで、つるつるした材質だった旧モデルよりも、滑りづらくなっている。現行AirPodsの材質もつるつるしていて、滑りやすい。AirPods登場時は耳から落ちることが懸念されたが、実際にAirPodsを落としやすいのはケースから取り外す時だ。マット仕上げになれば、この弱点を改善することができる。
Apple Pencil 2の外観が変わったのは、ゴージャスよりもシンプルで実直なデザインにAppleのデザイントレンドが変化したことが窺われる。マット仕上げになるのは確度が高いと予想する。
まとめ
- 15分での満充電は難しい
- 本体サイズは若干大型化
- マット仕上げ
新型AirPods 2の噂も具体的になってきた。3月のイベントでの発表が楽しみだ。