大人気のAirPods Pro
突然発表されたAppleのワイヤレスイヤホン「AirPods Pro」は大人気で、ヨドバシカメラなどで欠品が続いている。
筆者は発売日に、今まで使っていた2代目AirPodsに付け足して購入し、ランニングなどに利用して満足している。
そんなAirPods Proだけど、まだ買っていない人のために、あえて欠点を挙げてみます。
AirPods Proの欠点
耳の形状に合わない
AirPods Proは3サイズのイヤーチップがついてきて耳の形状に合わせて選べる。ただ、今までのAirPodsと比べて、耳の奥に差し込むので、人によっては耳の形状に合わず、長時間装着していると耳が痛くなる可能性がある。
筆者も、無印AirPodsでは全く痛くならなかったのに、AirPods Proを長く装着していると、耳に違和感を覚える。
買う前に装着したくても、多くのショップでは試すことができない(Apple Storeでは試せるらしい)。
首にぶら下げられない
AirPods Proに限らず完全ワイヤレスイヤホン全般のことではあるが、AirPods Proは耳から外すと首にぶらさげることはできないので、手でずっと持っていないといけない。ヘッドホンやケーブル付きのイヤホンであれば、耳からはずしても首にぶら下がるので、手に持っていなくても良い。
ただ、AirPods Proは外部音取り込みモードが優秀なので、外部音を取り込むことができるので、耳から外さなくてはいけないケースは少ない。
耳から外すと停止する
AirPods Proは自動耳検出をオンにしていると、耳から外すと聴いている音楽が自動的に停止する。耳が痒くて、片耳を外すだけで停まってしまう。
ただ、「自動耳検出」をオフにすれば、耳から外しても停まらなくなる(オフにすると、自動認識もしなくなるけど)。
4.5時間しか保たない
AirPods Proのバッテリー持続時間は最大4.5時間。サイズの割には優秀だが、フルマラソンを走るとき、長時間働く時にはバッテリーは切れてしまう。
ケースに戻せば5分間の充電で1時間再生できるが、その間使えないし、集中力が途切れてしまう。他のワイヤレスイヤホンなら、もっと長く使えるものも多い(ソニーのWF-1000XM3は最大6時間、 BoseのQC30は最大10時間)。
ボリューム調整ができない
AirPods Proにはボリューム調整するためのスイッチがない。ボリュームを変更するためには、Siriにお願いするか、iPhone・Apple Watchで操作する必要がある。
ちょっとボリュームを変えることもイヤホン本体でできないのは、不便だ。Siriにお願いするのは、人前ではやりづらい。
やたら目立つ
AirPodsよりステム部分(イヤホンの尻尾)が短くはなったが、他のイヤホンと比較して耳からはみ出ている部分は長い。
色もホワイトしかないので、やたら目立つ。人目を気にする人にはお勧めできない。
高価
AirPods Proは税別27,800円。安いワイヤレスイヤホンなら3,000円台からある。
AirPods Proのライバルである同じノイズキャンセリング機能付きワイヤレスイヤホン、ソニーのWF-1000XM3の定価は25,800円で、2,000円安い。
普通に考えて、30,000円近いイヤホンは高価な部類と言える。
すべてを許容できるなら、やっぱり買おう
思いつくAirPods Proの欠点は、以上だ。読んでいただくとわかるとおり、結構無理筋な強引に挙げた欠点も多い。
ちょっと高価だけど、バランスが取れた良い製品だと筆者は思う。
これらの欠点を許容できるようなら、やっぱり買ってしまいましょう。品切れの店舗が多いけど、Apple Storeではたまに入荷するので、狙ってみるのもよいかと。