Apple Watch series 4が「今年のディスプレイ」
そんな賞があるのを知らなかったけど、Apple Watch series 4(以下、Apple Watch 4)のディスプレイが国際情報ディスプレイ学会から「ディスプレイ・オブ・ザ・イヤー」に選ばれた。
同学会は毎年優れたディスプレイを選んでいるそうで、ディスプレイというにはかなり小さいApple Watchのディスプレイが選ばれたのははじめてのことだ。
Apple Watch 4のディスプレイ
Apple Watchは4代目にして初めてボディを変更して、ディスプレイが大型化された。今までは昔のノートPCのように枠が大きかったが、Apple Watch 4では縁を小さくして、ボディサイズをあまり変更せずにディスプレイサイズを大きくすることができた。
ディスプレイが大型化したApple Watch 4を使う一番のメリットは、特別の文字盤が使えることだ。
8種類のコンプリケーションを表示できる「インフォグラフ」、時系列のデータを確認できる「インフォグラフモジュラー」はApple Watch 4専用の文字盤だ。
地味だけど、Apple Watch 4のディスプレイの大きな特徴が省電力化だ。LTPOという新しい技術を導入したことで少ない消費電力で画面を表示できるようになった。そのおかげでバッテリー容量を減らしても、一日使えるバッテリー持続時間を維持することができた。ボディもわずかに薄型になり、付け心地もよくなり、ディスプレイの改善がApple Watch全体の使い勝手を大きく向上させた。
今後のApple Watchのディスプレイは?
今年のApple Watchはどうなるだろう? 例年通りなら9月に新たなモデルが発表されるはずだ。昨年ディスプレイサイズを変更したばかりなので、今年の外観はあまり変化しないのではないだろうか。今年は内部をさらに進化させて、さらに省力化、薄型化が予想される。
まずは、WWDCでwatchOS 6にどのような新機能が追加されるか注目したい。