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「第12回ポプラ社小説新人賞」奨励賞受賞作の「夏のピルグリム」を7月18日に刊行

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Apple Watch Proに見るApple Watchの変遷。ラグジュアリーからヘルスケアへ

Apple Watch Proが登場?

9月のイベントで、Apple Watchの上位版「Apple Watch Pro」が発表されるという噂がある。Apple Watch Proは、デザインが変更されてケースが頑丈になり、バッテリーを増量したタフネス仕様になるといわれている。登山やアスリート向けになるらしい。

内容もわからないし、発表されるかどうかもわからないのに、説明するのもなんだけど、アスリート向けApple Watch ProはApple Watchの歴史を表しているような気がする。

ラグジュアリー路線だったApple Watch

初期のApple Watchは高級路線だった。高級腕時計の市場規模は大きく、利益率も高い。Apple Watchはその市場を奪うために、高価格帯のApple Watch Edtionを提供していた。初期のApple Watch Editionのケースは18金を採用し、100万円以上もするモデルも存在した。

だが、高級腕時計の市場を奪うAppleの思惑どおりにはいかなかった。ITデバイスであるApple Watchは従来の高級腕時計と異なり、陳腐化が早い。毎年モデルチェンジするので、100万円で買ってもすぐに性能が衰えてしまうので、長く使えない。

Apple Watchで最も売れたのは、一番安いアルミニウムモデルだった。今もApple Watch Editionはあるが、ただ高級なだけではなく、軽量なチタニウムを用いて機能性をアピールできる仕様になっていて、100万円もしない。

ヘルスケア路線に転換

ラグジュアリー路線が主力にならなかったApple Watchは、ヘルスケア路線に転換していく。初代からワークアウト機能はあったが、運動するだけではなく、基礎的な健康を測定できる機能が次々と追加されていった。心拍数測定、転倒検知、血中酸素測定など、「健康」というのがApple Watchのキーワードとなった。この路線はユーザーに好評だった。

成人病が多く、高齢者の親と同居する習慣がないアメリカ人にとって、Apple Wathは健康維持だけではなく、生命を守るデバイスとして従来のAppleユーザーとは異なる客層にもアプローチできた。

アスリート特化型へ

ヘルスケア路線が成功した延長線上に、アスリート特化型「Apple Watch Pro」があると思われる。新しいOS「watchOS 9」にはワークアウト機能を拡張する新要素が盛りだくさんだ。特にランニングに利用できる新機能が多い。

新機能を十全に活用するためにも「Apple Watch Pro」を開発したのではないか。OSとハードウェアの両方を開発できるAppleの強みが大いに生かされた結果だと思われる。

IT関連のブログをほぼ毎日更新していますが、本業は高山環(たかやま かん)というペンネームで小説を書いています。
ブロックチェーンなどITを題材とした小説の他に、ミステリー、恋愛物、児童文学など様々なジャンルの作品を取りそろえています。
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