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「第12回ポプラ社小説新人賞」奨励賞受賞作の「夏のピルグリム」を7月18日に刊行

「第12回ポプラ社小説新人賞」奨励賞受賞作の 「夏のピルグリム」 が7月18日に発売になります。初の単行本形式の小説です。
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PS5の値上げはソニーにとって僥倖か?

PS5が値上げ

PlayStation 5を5,500円値上げすると発表した。通常版が60,478円(税込)、ディスクシステムがないデジタル・エディションが49,478円(税込)になる。

物価の上昇と為替の変動を値上げの理由にソニーはあげている。ウクライナ情勢以降、さまざまな商品が値上がりしたし、それ以前も半導体不足で多くの電子製品が値上がりする傾向にあった。

アメリカがインフレを抑えるために利上げを敢行したことで、日米の金利差が生じ、為替は円安に触れている。

そういった状況で、値上げは止むを得ないが、PS5にとっては良い兆候かもしれない。

品不足が続くPS5

PS5は発売から2年が経過しようとしているが、いまだに在庫が潤沢ではなく、欲しい時に購入できない。これは異常事態だ。コロナ禍という特殊な事情ならまだしも、半導体不足とはいえ、長い間、品不足が続くのは需要と供給のバランスが著しく崩れているからだ。

どうして天下のソニーがこんな販売機会の損失をずっと続けているのか、何度説明されても腑に落ちないけど、値上げによって需要が減退すれば、供給とのバランスが改善するかもしれない。

転売屋問題も解消?

売屋問題も改善する可能性が高い。品不足が続いている理由のひとつは、転売屋がPS5を買い占めているため、一般の顧客へ回ってこないことだ。

値上げによって上昇した価格に転売屋がさらに上乗せすれば、さすがに売りにくくなる。どんなに欲しくても、製品価格が7万円、8万円を越えてくると、一般の顧客は手が出せなくなってくる。

転売屋問題とは、結局は需要と供給がアンバランスなことが原因なのだから、値上げによって需要が減れば、解消する可能性が高い。

ソニーにとっては好機だった?

品不足解消のために、値上げが有効なのをソニーは知っていたが、今までは実行できなかった。ゲーム機は発売から年数が経てばチップがシュリンクされて値下げしていくのが普通で、値上げするのは極めて異例だ。いくら需要が高くても、値上げは消費者の反発を招く危険性がある。最初の値付けが過ちだったと認めることにもなる。

今回の値上げは時流に沿っているので、そこまでの反発はないだろう。みんな値上げに慣れしてしまっているからだ。

ソニーが目論んでいたかどうかわからないが、値上げによって品不足が解消される僥倖が起きるかもしれない。

IT関連のブログをほぼ毎日更新していますが、本業は高山環(たかやま かん)というペンネームで小説を書いています。
ブロックチェーンなどITを題材とした小説の他に、ミステリー、恋愛物、児童文学など様々なジャンルの作品を取りそろえています。
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