宝島社より 「ふたりの余命 余命一年の君と余命二年の僕」 が発売になりました。私にとっては初の商業出版になります。
自分の小説が本屋に並ぶという中学生からの夢がようやく実現します! 興味がある方は書店で予約してみてくださいませ。

MENU

PS5は39,800円から販売。PS5が案外安い3つの理由

PS5は39,800円から

PS5の価格と発売日が発表された。日本では光学ドライブ搭載の標準モデルが49,800円、ドライブなしモデルが39,800円と当初予想よりも安価な設定となった。

PS5は高速なSSDを搭載し、4K対応の光学ドライブに16GBのメモリを内蔵している。PS5の中身はほとんどPCのパーツだが、もしPS5のスペックのPCを自分で組み付けると25万円以上すると言われている。

それなのに、どうしてこんなに安くできるのか考えてみます。

f:id:tkan1111:20200927095731p:plain

大量生産

PS5は初年度で500万台から600万台を出荷すると予想されている。PS4の初年度は750万台だった。年間2億台精算されるPCからすれば、ごくわずかだが、同一のパーツの長期購入をコミットすれば部品メーカーも安く部品を卸してくれる。

スペック固定

ゲーム機ビジネスのポイントは、長期間同一スペックで販売することだ。発売当初は高スペックだが、IT技術が進化していくと、ゲーム機のスペックは陳腐化していくが、使用しているパーツは価格が安くなるので、利益幅が広がる。それを見越して、ゲーム機は当初から安い値付けができる。

ゲームソフトの利益

ソニーも任天堂も同じだが、自社や系列会社がゲームソフトを開発し販売している。自社グループであればライセンスフィーを払わなくて良いので、サードパーティ製よりも利益をあげやすい。

ハードウェアで儲からなくてもゲームソフトで利益を得ることができる。

昔から変わらないモデル

長期間スペックを固定することで、当初はハイスペックの製品を投入するのは、ゲーム機ビジネスの王道で、初代PSから変わっていない。

栄枯盛衰が激しいIT業界の中で、これだけ長い間同じビジネスモデルを継続できるのは珍しいことだ。

似たようなモデルに、格安で本体を販売して専用のインクで利益を得るプリンタモデルがあるが、印刷需要も減ってきたこともあり最近では大容量インクを搭載したプリンタを販売するなど、プリンタモデルも変化してきている。

ゲーム機モデルの取り巻く環境もクラウドゲームをgoogleやAmazonが開始するなど変化してきている。PS5も初めてディスクレスモデルを販売するなど対応を進めているが、ビジネスモデル自体は大きく変わっていない。

クラウドゲームなどの影響が強まり、いずれこのゲーム機ビジネスモデルも大幅に変わる時代が来るかもしれない。

 
IT関連のブログをほぼ毎日更新していますが、本業は小説家です。
ブロックチェーンなどITを題材とした小説の他に、ミステリー、恋愛物、児童文学など様々なジャンルの作品を取りそろえています。
Kindle Unlimited会員ならすべて無料、非会員の人にも99円からご用意していますので、お読みいただけると幸いです。感想もいただけたら感涙でございます。