格安SIMの欠点
mineoなどのMVNOのSIMは安いけど、昼休みや混雑時には回線速度が遅くなる欠点がある。有料で快適な回線速度で利用できるオプションがあるサービスもあるが、遅くなる時間帯でも快適に通信を無料で利用する方法がある。
その方法をご紹介します。
Rakuten UN-LIMITとの併用
昼休みでも無料で快適に通信する方法は楽天モバイル回線と併用することだ。Rakuten UN-LIMITは一年間無料でSIMを利用できる。
Rakuten UN-LIMITは楽天回線が使えないエリアではau回線を毎月5GB分利用できる。楽天回線はもちろんau回線でも昼休みなどの回線が遅い時間帯もMVNOよりも高速だ。
デュアルSIMが使える端末なら本回線と楽天モバイル回線の両方のSIMを挿せば、本回線の速度が遅い時間帯は楽天モバイル回線に切り替えて、どの時間帯でも快適に通信を行うことが可能だ。
デュアルSIの端末がなければ、楽天モバイルで安く端末を手に入れることができる。大騒ぎになったRakuten mini1円キャンペーンは終了したけど、製品を購入するとポイントがもらえるのでOPPO A5なら実質19円で購入できるのだ。
2台の端末を持ち歩くのは面倒だけど、昼休みでも高速回線に繋がるのは安心感がある。
一年後どうするか?
Rakuten UN-LIMITは一年間無料なキャンペーンだから、一年後はもちろん有料になる。楽天の三木谷浩史社長は、従来の計画を大幅に前倒しして、2021年のうちに電波の人口カバー率を96%に近づけると言っている。規約が変更にならなければ、楽天回線を全国どこでも無制限に利用できるようになる。
だが、もちろん有料だ。今の価格体系のままなら、一年後は月額2,980円かかる。昼休みなど回線が混雑しているときだけ利用するには少々高い。そうなると、mineoなどの本回線を楽天回線に乗り換えたくなるが、そのためには本回線を楽天回線にMNPしなければならない。当然、その場合はまた新たな契約を結んで過去の楽天回線を破棄しないといけない。
一年後でも一年間無料キャンペーンは継続しているかもしれないが、現行の規約ではキャンペーンを申し込めるのは一人1回線までなので、無料ではMNPを新たにできない。
今のキャンペーンのままなら、複数回線を維持するのは高額なので、一年後にRakuten UN-LIMIT契約者の多くは解約する可能性が高い。楽天もそのことを承知しているだろうから、MNPするユーザー向けに新たなキャンペーンを張る可能性はあるが、今のところは不明だ。
さきのことはわからないが、とりあえず一年間は楽天モバイルのSIMを併用すれば格安で24時間快適に回線を利用できる。